手品ゼミ始動

にじゅおちさんに「ついに国営マジシャンですなー」と言われて、「誰がうまいこと言えとwwww」だったわけだが、冗談では済まなくなったというか、本当にそうなってきた。ついに正規の単位が出せる状況として手品を学生に指導するゼミがスタートした。なんだそれー
ウチの大学には、学生が学びたいテーマを自主的に決めて、ゼミを作り、先生を担ぎ上げて企画書をまとめて申請すれば、自主的な演習講座として単位が出る仕組みがある。オレのパフォーマンスを見た学生が、そのシステムを使って、「手品とホスピタリティ」について考えるゼミをしたい、つきましては「手品を演ずる方法」を学びたい、と言って来たのだ。てっきり社交辞令だと思っていたら、本当にやることになってびっくり。
企画書には、ゴールラインを設定することになっている。単位を出すための要件であり、これをクリアする事が目標となるわけだ。さてどうしようか?‥‥手品を勉強するのではなく手品を演ずる事によってホスピタリティ、例えば接客の「何か」をつかみたいわけだから、実際に生の観客に対して演じられることが重要なのではないか。ということで、学食に併設されているレストランにて「テーブルホップをすること」を目標とし、これで得た事をレポートにまとめることで単位を認定する、ということにした。かなりハードルは高いけど、いいのかなぁ。まいっか。
ってことで今日は初日。
「1つの道具で様々なことが表現可能である」ということで、カードマジックから始めることにした。Bicycleを1デックずつプレゼントし、まずディーリングポジションから‥‥と思っていたのだが、まずは開封の仕方から説明しないといけない(笑)
90分があっという間だった。
やったことは、「カードマジック入門事典」の始めの方を教材として、ディーリングポジション、オーバーハンドシャッフル、ブレーク、インジョグ、ダブルカットといったところ。あのつるつるすべすべの新品デックを持っていることすらおぼつかない状態からのスタートなので、「とにかく一週間毎日触り続けろ」と指令した。
来週は、復習と、いわゆる「3原則」、あの入門事典の名文「コントロール」についてのディスカッション、コインマジックの基本とフィンガーパーム(目標はゆうきとも師の「2Fly」)といったところかなと思う。

‥‥本当に、これで、こんなんで、いいのかなぁ(笑)