「しゃばしゃば」になった料理

化学的に言えば『食用のコロイドがゲル化してほしいのにゾルになっている状態』、普通の言葉で言えば『(主に料理が)水気が多く、ある程度固まっているべきものが固まっていない状態』のことを指す擬態語表現として、「しゃばしゃば」である、というのがある。
ところがこの「しゃばしゃば」という言葉が、オレにはどうしてもむしろ乾燥している状態のことのように感じられるのだ。語感が。もちろん乾燥状態を表現するには「ぱさぱさ」という一般的な言葉があるからそれを使うけれども、だからと言って「ぱさぱさ」と「しゃばしゃば」が反対語だとはどうしても思えない。ひょっとしてオレだけか?