科学者に戻るための環境整備:Xcode、XQuartz、IRAF

JpGU2014終了。科学者と名乗れる程度にマシン環境を整えようと思い立ち、夕刻から帰りの新幹線車中にかけて、あれこれ作業。

Xcode

  • app storeからDLし、起動すれば勝手にインストールされる。
    • この時たまたまiPhoneをつないでいたので、XcodeiPhoneを勝手に認識・登録作業を始めたのでちょっとびっくりした
  • で、「Xcodeを起動して、Preferences > Downloads で Command Line Toolsをinstallする」とあったのだが、Preferences > Downloads を見てもCommand Line Toolsが見当たらない。Preferences > Locations の一番下に Command Line Tools の項目があり「Xcode 5.1.1」が選択肢にあったので、既に入っているようにも思われるのだが、いずれにせよコマンドラインツールをどこから起動するのか不明。。。
  • メニューのPreferencesの下にあったOpen Developer Tools>More Developer Toolsを選択すると、ブラウザが起動してAppleのDeveloperサイトに飛ぶ。Appleアカウントでログインして、開発者として(!!)登録すると、Downloads for Apple Developersのページに遷移する。そこのリストの最上部に出ていた「Command Line Tools (OS X Mavericks) for Xcode - April 2014」をDLしてインストール。インストールしたけどやっぱりどこからコマンドラインツールを起動するのかわからない。わからないのでとりあえず次に進む。
    • なお、サイドメニューの「My Mac」を選んで表示されたことの中に「Enable Developer Mode」のボタンがあったのでenableしておいた。

XQuartz

  • XQuartzを入れろ、というのはX11がデフォルトで入ってないからその代わりに入れろという話であることはググったらわかったのだが、困ったことに、アプリケーション>ユーティリティの中に「X11.app」なるものが存在しちゃうのだ。恐る恐るクリックしてみると、ダイアログボックスが出て「X11は入ってないから入れてね、ブラウザが立ち上がるよ」と言う。XQuartzとは違うApple謹製のX11を入れることになるのか!?‥‥と思いながら先に進むと、何のことは無い、XQuartzプロジェクトのページへ誘導された(笑)。
  • ということで、XQuartz-2.7.5.dmgをDLし、中のpkgを起動してインストール。何のストレスもなく進んで、アプリケーション>ユーティリティの中にXQuartz.appができた。(例の「X11.app」は残ったままだが‥‥消していいのかな?)
  • 「ああ、XQuartz.appができてるねぇ」と視認した1分ぐらい?後に、インストーラが "You will need to log out and log back in to make XQuartz your default X11 server.” とダイアログボックスを出した。ログインし直せと。一旦OKしてインストーラを終了し、ログインし直す。
  • http://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~taku/osx/install_xcode.htmlによると、ここで
    sudo xcodebuild -license
    が必要らしい。大文字の”G”で注意書きをすっ飛ばし、”agree”と回答して終了。何だったのだろう。

IRAF

次はIRAF本体。

  • 以前Snow Leopardに入れた時にお世話になったインストーラーを配信していたサイトMacSingularityは更新停止してしまっているので、やむなく正攻法で入れることにする。ちなみに最近のは別ユーザを作る必要は無いんだとか。
  • ftp://iraf.noao.edu/iraf/v216/PCIX からiraf.macx.x86_64.tar.gzとREADME.installファイルを、「ダウンロード」フォルダにDL。2.16.1である。ほんとはシェルを何かにしないといけないっぽいのだけど、よくわかんないのでターミナル=bash上で以下を進めた。上のページの例に従って、


sudo mkdir -p /iraf/iraf/
cd /iraf/iraf/

  • ここからは上のページの例の通りにはできなかったので、README.installを見ながら以下のようにした。

sudo tar zxf /Users/<ユーザ名>/Downloads/iraf.macx.x86_64.tar.gz

  • これで/iraf/iraf/の下にIRAF本体ファイル27個が配置された(だったら、ダウンロードフォルダに置いた〜.tar.gzのファイルを叩いて展開してできるiraf.macx.x86_64フォルダの中身をごっそりsudo mvで持ってくれば視覚的には簡単な気がする)
  • 将来的にA研の学生やOQDさんと共用のマシンとして運用する可能性も一応考慮に入れて、プライベートではなくシステムに入れることにした。
    sudo ./install ―system
  • 以下の質問には全てエンターキー連打でデフォルトの通りとする。


New iraf root directory (/iraf/iraf):
Default root image storage directory (/iraf/imdirs):
Default root cache directory (/iraf/cache):
Local unix commands directory (/usr/bin):

  • 以下はインストール終了時に出たメッセージから、設定に関わるものをメモ。


<System Settings>
OS version = Darwin 13.1.0
Architecture = macintel
HSI arch = macintel
Old iraf root = /iraf/iraf
New iraf root = /iraf/iraf
Old imdir = /iraf/imdir
New imdir = /iraf/imdirs
Old cache = /iraf/cache
New cache = /iraf/cache
Local bin dir = /usr/local/bin

  • ‥‥ってあれれ?mkirafとかやってxgtermを選んで云々とかそういうの無いの?無いの??と思ってたら、インストレーションのメッセージの最後に、IRAFを使うディレクトリでmkirafをやれと書いてあった。とりあえず、ホームディレクトリで使うことにする。


cd
mkiraf

    • 途中でシェルをどうするんだと訊かれるので、伝統に従ってデフォルトのxgtermにしておいた。

今日はここまで。あとはxgterm、DS9MacPortsTeXShop、CFITSIOといったあたりか。gccがあればg95とかgFortranとか入れなくていいのかな。とにかく、出張帰りの新幹線で全部やり切るにはちと荷が重い。