卒論発表会の講評コメントの原稿

昨日、うちのゼミの卒論発表会だった。最後に「講評」としてコメントしたのだが、その時、手元に置いておいた原稿というかメモ。

2回生のひと、特に初めて見た人、どうでした?

正直に、素直に「講評」すると、プレゼンテーションにせよ、内容にせよ、非常に厳しいことを言わねばなりません。

2・3回生は、到達レベル設定として「卒論ってこういうものなんだ」「ここまでやればいいんだな」と思わないように。どれとは言わないが、中には夏休みの自由研究なものもあったと言わざるを得ない。

新年度からの普段のゼミでの研究報告を真面目にやって頂けたらな、と思います。

4回生は、準備することがどれだけ重要か、わかってくれたら嬉しい。
そういう姿を見ていた3回生も、別の意味で準備する事がどれだけ重要か、わかったと思う

卒論に書いたときは、勢いで書き上げたので、わかった気になってたと思うけど、人に説明しようとして準備した今になってやっと自分のやったことが理解できたんではないかな

たぶん、「考える」ってのは、そのレベルまで脳を使うことだと思う。
普段、みんなが「考えてもわからない」って言ってるのは、たぶん単に眺めてるだけ。

「こんなに大変なことは二度としたくない」と思ってるだろうけど。

何かを企画して、スケジュールを立てて、実行して、進捗をレビューをして立て直して、成果を出す、っていう一連の流れで、この程度の成果を出すってのは、社会人ではしょっちゅうでしょう。

これで終わったー!って抜けるんじゃなくて、働き始めるまでに読書して(笑)、気を引き締めてくれればと思います。

3回生は、これから就活ですけど、いつも言ってるように、同時に複数の仕事を抱えているのが普通。
1つしかできないようでは雇ってもらえない。
全てを投げ打って就活するんじゃなくて、ゼミはもちろん、読書して自分を高める努力をしないと。

本番中、タイムキーパーをしながら発表を聞いていて、一所懸命に、僕なりに、大事だと考えていることを伝えてきたつもりだったのだが、何も伝わっていなかったんだなぁ、独り相撲だったんだなぁ、と悲しかった。本当のコミュ障は僕のようなのを言うのだろうと思った。プレゼンだパフォーマンスだ何だかんだと知ったようなことを言ってきたけれど、もうやめようと思った。