Singapore2日目

あっ。iPhoneを時計代わりにしてたら、1時間遅れてるやん。なんでやねん。っていうか、日本時間のままいじってないはずやのに、いつのまにか2時間遅れてるやん(※シンガポールは1時間遅れなのに)。なんぞこれ
まぁ、よく寝て旅の疲れをいやせたということにしよう。
しかし、なーんか風邪引いたっぽい気がする。微妙なままだったらいいけど、ここでこけたら帰国後に響くからなぁ。
シンガポールレッドブルは、日本のよりもちょっと「ぬるっ」としてるように感じた。

結局、雑務をやっつけて、11時過ぎに宿を出て会場に向かう。iPhoneをどう設定しておけば安全なのかわからないまま、とりあえずairplane modeのまま出かけた。

会場に辿り着ければプログラムなり何なりもらえるだろうと思って何もプリントアウトしてこなかったのはまずかったかもしれない。普段どれだけネット依存型のライフスタイルかということが自覚される。オフラインになってしまうと何もわからない。確か、12:30から昼休みに入るはずだから、それまでに行けばレジストレーションできるだろうと急ぐ。

Harbourfront駅に着き、駅ビル(VivoCityなる巨大ショッピングセンター)の3階でセントーサ・エクスプレスに乗り換えようと思ったのだが、券売機にアホほど行列が。これに並んでいては間に合わないので、仕方なく、最近完成したという遊歩道で渡ることに…しようと思ったのだがお腹がぐるぐるしてきた。どこのトイレもいっぱいか掃除中というアレ。…ということでどっちにしろ12:30には間に合わないと判断した。確か、14時まで休憩だったはずなので、行ってレジストレーションできるのかわかんないけど、まぁ、それまでに昼食をこのVivo Cityで済ませよう。最上階の外れにある、The King LouisなんとかというGrill and Bar的なところに入る。巨大な骨付きチキンが出て来て困る。さらに目の前のTVで「ラスト・サムライ」が放映されていていろいろ集中できない。渡辺謙カッコイイなぁ。

遊歩道は500mちょっとなので、全然歩いても問題ない。海上だから風も通って涼しい。島の入り口で入島料金1SG$を支払ってゲートを通過。

セントーサ島。リゾートのために作られた島。…の割には閑散としている。大赤字なんじゃないのかな。観光学研究者としては気になるところだ(笑)
しかし、どこを見てもAOGSの案内がない。手元にネットがないので海上の情報もサーチできない。セントーサ島のどこだ??
とりあえず「中心」と思われる方向に歩いていく。Universal Studio SingaporeとWaterfront駅を発見。この近くのはずだ。
マーライオン・タワーを発見。写真を撮ろうとちょっと歩いたが、それだけでドバッと汗が噴出。風があるのでさほど暑いと思わなかったのだが、湿度が高いせいだろうか。結局そこは次の駅だったので、セントーサ・エクスプレスでWaterfront駅まで1駅戻った。島に入る時に1SG$払ったのでOKなのか、タダで乗れた(ひょっとして反則だったのかな?でも遊戯券なしのチケットを売ってるところ、無かったんだけどな)

出張で困るのがおみやげである。はっきり言って、おみやげは「義務」なので、他の雑事や楽しみを我慢してでも買わねばならない。もしも買わなかったら「非常識」と軽蔑されてしまう。難儀な世の中だ。しかし、シンガポールのように都市化されていると、道ばたショップのジャンク的なチープ服飾系か、日本にもありそうなでっかい百貨店しかない。すごく選びにくい。そもそもそういう「もの選び」のセンスや「こういうのはだれそれが喜ぶだろうな」というのを思いつく機能が僕には搭載されていない。今のところ、まだ1つも購入できていないが、セントーサ島内のSouvenir Shopで何か買えるかもしれない。

迷いに迷って、なんとか Convention Centre の文字を発見。地下だったのか!てっきりでかい建物だとばかり思い込んでいた。そりゃわからんわ(^^; 事前オンライン受付をしていたので、受付手続きは一瞬で完了。ネット情報を入手し、さっそくメールチェック。ネットがつながらないと何もできない自分をここでも自覚する。しかしサクサクつながるネット環境って素敵。

ひとしきり通信関連の仕事をして、(リスニングの練習のために)えらい人の講演会に行く。南シナ海が超すげーよ!って話らしい。チャイニーズ・イングリッシュ全開だけどけっこう聞きやすい。

飽きて来て、うつらうつらしてきたら終わった。総会が始まるらしいのでホールを出て、オープンスペースでネットであれこれ。18時からはレセプションがあるらしく、このオープンスペースでは着々とお料理などが並べられて行く。レセプションではISASのS先生と打ち合わせを兼ねてお会いしようという話になっているので、それまで作業。コンセントを確保できたのでよかった。
そうこうしているうちに、わらわらと人々が集い出す。総会終わったの?あれ?みんな飲み食いし始めたけど、あれ?まだ17:30だよ?(笑)まいっか。

なんだかすぐにお腹いっぱいになってしまって、どうしようかと。そもそも国際共同研究とかほとんどしてないので、英語力以前に話しかけられる知り合いが日本人同業者のみ。でも僕以外の同業者はみんなスゴイ人ばかりなので諸外国の方々と旧交を温め合っていて、要するに完全にぼっち飯というアレ。「国際学会の懇親会でぽつんとしてるやつはたいてい日本人」の法則の典型例。なんかとてもみじめ…

ようやくS先生と合流できて、打ち合わせをする。こんどの科研費をどうするか。そもそもいま進めている開発計画をどうするか。遠くてあまり聞こえて来ないISASでの流れはどうなってるのか。などなど。科研費についての指針が得られたので考えてみなくてはならない。しかしよくそんなに思いつけるものだ。うちのボスの発想力も全然分野が違うがスゴイので、どサイエンスをやらせてもこんな感じなのだろうか、と、ちらっと思った。ところでS先生も夏休みが一日も無いらしいとのこと。それに関しては僕も同じレベルに到達した。嬉しくないけど。

世界を飛び回っているKさんも合流。彼はAOGSの初回から皆勤(?)だそうだ。AOGSってどんなノリなのか?と聞いてみたところ、「ゆるい」んだそうで。今のところ運営側の事情で3年に1度シンガポールでの開催になっていて、来年はオーストラリア(ブリスベン)、再来年は札幌だとか。来年はなんとか参加したいなぁ。

S先生のご好意でタクシーで会場を後にする。タクの運ちゃんが何言ってんのかわからんイングリッシュでちょっと困った。下車して、宿に戻る途中にパーティーグッズ店が3軒並んでいて、トランプとかパチモンマジックグッズとかないかなーと思って入ってみた。パーティーグッズのコーナーにマジックグッズがあるのは日本だけなのかもしれないと思った(笑)とりあえず、Beeのトランプのパチモンがあったので買ってみたら、びっくりするほどパチモンだった。

宿にてあれこれ作業。寝る前に食ったら太るんだろうけど、せっかくなので、宿の向かいのセブンイレブンで買ったカップ麺を…と思ったがお湯を入れる手前でストップ。お箸もフォークもスプーンもないことに気付いた。あぶねえ。…ここはグッと我慢して、明日の夜食にして、今日はその分ダイエットしたことにしよう。