San Francisco今回のまとめ
今回の旅行を通して気付いたこと・雑感を。
最安値は?
KIX発という地の利があること、出発時刻が程よいということで、毎年KIX発SFO着のUA直行便を使っている。が、学会会場で会ったISASのI准教授によれば、実は韓国経由のほうが安いんだとか。しかもアシアナ航空のサービスが素晴らしいんだとか。UAの機内サービスは競合他社よりよろしくないという噂は聞くが、今度試してみようかな。
絶望的ヒアリング
いやー、もうホント笑いが止まらないwwwっていうぐらい絶望的に英語が聞き取れない。ってこれ去年も同じこと言ってたような気がする。英会話教材は少しあるので、手持ちのそれらだけでも聞き取れるようにしなくてはいかんなぁ。
ハイパー消費とCO2削減
現地で行動を共にしたA大学のF准教授と話していたこと。CO2削減を義務づけるとかなんとか、諸方面から諸方面に圧力がかかってるみたいだが、例えば日本が雑巾絞るようにCO2削減をひねり出すより、アメリカがちょっとモノの無駄遣いを減らすだけで、グローバルに効果があるんじゃないだろうか。そう思えるぐらい、アメリカはハイパー消費、無駄遣いライフスタイルの国であることを再認識した。EcosystemとかGlobal Climate Changeとか研究発表してる会場内ですらことごとくカップやら容器やらは使い捨て、バカでかい食事は食べ残して捨てる。そして食べ残さない人は皆お腹でっぷりダチョウ体型。
チップの習慣が意味すること
サービスとホスピタリティの違いを考える我々の視点から見ると、チップという習慣は何を意味するだろうか。
僕は、チップ=サービス=一時的な主従関係を意味すると考える。
その証拠に、チップの発生しないセルフサービス店(マクドナルドなど)ではサービスらしいサービスは無い。レストランでスマートな接客をしてくれるのも、飲み物を薦めてくるのもコーヒーを注ぎにくるのも、みーんなチップが払われることを前提にしている「サービス」だ。そこに日本的な「おもてなしの心」は存在しない。やな社会だ。
日本にチップの習慣がないのは、その意味で良いことだと思う。
確かに多民族国家、多文化社会の国だから、「相手の雰囲気を察して」何か喜ぶことをして差し上げようにも、文化が違う人を察することはできない→従ってサービスが欲しい側がお金で意思を示し、サービスする側は言われたサービスを行うのだ、それがチップなのだ…という言い方は可能かもしれない。しかし、そういうありがちな(そして海外経験豊かな人が決まってすぐに言う)「以心伝心 or not」論とは別の文脈だろうという気がして仕方がない。