San Francisco5日目

むっ。
UAからEasyCheck-inのメールが‥‥ということは、既に座席の割り当てができるということだ。昨年は超早いタイミングでチェックインカウンターへ行き、座席の割り当てがなされていないチケットをもらうことができた(お陰でギリギリまで呼び出しに応えず、その結果ビジネスクラスをGETしたのだった)。しかし今回はいくら早く行っても座席を割り当てられてしまうということか。

霧の街・San Franciscoである。気象学会の月報「天気」に掲載されていた層積雲についてのレビュー(PDF)を読んでいたので、こんな何でもない霧雨も趣深い。やはり知識、あるいは理解のあるなしで、身の周りのことでも全く見え方が変わるものだ。「そんなこと知らなくても生きて行ける」かもしれないが、知らないことは損だ。

さて今日はポスター発表の出番である。「あかつき」そのものに関する発表ではないとは言え、何となく話しづらさを感じざるを得ない。みんな何だか憐れみの目で見られているような気がする。気のせいか?

一旦席を外し、日本とSkype。今日は日本は土曜なのでお休みとあって、子供達はまだ起きていなかった。

まぁ、最終日の午後のセッションなので、人はかなり少なくなっている。16時になると、お客さんよりプレゼンターのほうが多くなってきた。このガラガラ感がまた何とも居心地が悪い。

16時半になり、もう帰るか、と会場の外へ出たら、結構な雨が降っていた。傘は宿に置いてきてしまった。会場に戻り、やむなく仕事をする。ついでにSkypeで子供達と話す。TAC(漁獲可能量)について調べていたら、18時になり、会場を追い出されてしまう。まだ雨は止まない。あれこれ思案の末、貼り捨て予定だったポスターをひっぺがし、頭からかぶって宿まで歩いた(笑)2ブロックしか離れておらず、且つその方向が繁華街(ユニオンスクエア)から離れる方向だったというのが幸い。ホテル目前でバラバラに崩壊し、路上のゴミ箱へポイ。本当に素晴らしいポスターだったw


今回の失敗

  1. 持ち込み仕事は良くないね。去年もそうだった。来年こそ、なんとしても清い体で来よう。
  2. 英語に体を慣らす時間がなかった。これも去年と同じ。特に耳慣らしの必要性を痛感。

ちなみにしゃべる方は、まぁ何とかなるもんだ(^^; ただ、やっぱり事前のイメージトレーニングが不足。
日本で普通に暮らしていて、英会話をすることなんてないよ、というのはいつも言っている通り。だが、いざ話すべき時にうまく話せるか?というテーマは、また自ずから別のテーマとして考える、ないし対策を練るべき事柄だ。思うに、普通に日本で暮らしている(と言える範囲内の英会話頻度の)人間がなし得る準備は、「脳内ロールプレイ」しかないのではないかと思う。中二病的なロールプレイ‥‥「こんなことを言われたこう言い返してやる」的な会話例をシミュレートするのである。一番大切なのは、そこで自分のセリフをちゃんと自分のことばのつもりで言うつもりになることだ、と思う(ここが「中二病らしい」ところである)

さて「せっかくSan Franciscoに来てるのに何もできてないキーッ!!」となっていた俺は、フィッシャーマンズウォーフに行ってシーフードを食べたいと思った。だが外は雨、San Francisco名物ケーブルカーもちょっと気が引ける‥‥今一度ガイドブックを広げると、宿からほど近いMarket St.からFラインで行けるじゃん!ちょっとヒマかかるだろうけど、いいや、行っちゃえ!‥‥ということで、行って、"Fisherman's Grotto"にて、$34のCombination Seafood Plateなんちゃらを食す。Crab Chioppino($29)なるものがあって心惹かれたが、説明文に"You pick it from the Shell."とか"We provide Bibs."とか書いてあってひるんでしまった(^^; 週末なので人大杉かと思ったが、雨と、少し遅めに行った(入店は20時ごろだった)こともあってか、スカスカの上、海側のVista Pointな席に案内してもらえた。頼んだソテーに入ってたのはホタテ貝柱、イカホタルイカぐらいのちっさいイカゲソ、茶色のマッシュルーム、牡蠣、ブラックタイガー的なエビ、カニ足の身、ブロッコリー、ニンジンのソテーであった。激ウマ&満腹で昇天。付け合わせ的なカリフォルニア米さえなければベストだった。さらに Rieslingなる白ワイン種に出会い驚愕。デザートワインかと思えるほどの甘さと香り。帰りは雨も止み、散歩がてら少し歩き空いてそうなHyde線ケーブルカーで帰った。積もり積もったモヤモヤが晴れてスッキリ、上機嫌!(^^

さて、明日の朝は早く行くか、遅く行くか。まぁ、慣れてきたし、早く行って楽になろうかなぁ‥‥いつぞやの帰国便に乗れなかった悪夢よりは、アホほど早く行くほうがマシかな‥‥