San Francisco3日目

Global Environmental Changeのカテゴリーの、偉い人の受賞講演を聞く。簡単な原稿が手元にあるらしく、PowerPointのスライドがたまにしか使われない講演(50分ぐらい?の講演でスライド5枚ぐらいか?)だったんで、話はほぼ全て耳が頼りとなり、当然のように全然わからず。まぁ、耳慣らしにはなった。中盤で、「IPCCの主張に対して、それはなぜ?これはどうなん?等々の(通常の意味での)質問がたくさんあるだろう。我々はコミュニティーとして(we as a community)、これらの質問の当否を判断(judgement)しなくてはならない。」というようなことを言ってた。ところどころにEmailとかtrickとか言ってたから、いわゆるClimate-gateのことを意識していないわけではなさそうだった。しかしGlobal Warmingという単語も連発してたので、温暖化肯定派なのだろう(まぁ、そうでないと表彰はされんわな)
昼飯は会場の売店でサラダサンドをパクついた。$8である。ここSan Franciscoは物価が高く、こと食事に関して言えば、文字通りのジャンクフード的なもので$10未満で済ませるか、$20以上払ってマトモなものを食うか、の2択なのである。$10台の食事がなかなかできない。というかジャンクフードですら$6-8かかるのは困ったものだ。半分の量でいいから、半額にして頂きたい。
観光したいのを泣く泣く我慢して、ホテルの部屋で物書き。1回生向けの教科書の改訂に当たり、俺も1節書くことになった。科学コミュニケーションについて書くことにした。「観光と地球」というテーマで書いてもよかったのかもしれないが、より「学生の傾向」にマッチしたネタ‥‥つまり理科離れしてしまった人々が受け入れ易いネタ‥‥のほうがよいかなと考えたのだ。しかし目標の15,000字というのは、ど専門ではない(これから専門にしたいとは思っているが)テーマで書くにはなかなか大変である‥‥
物書き仕事を中断し、ホテル内のバー&グリルに、ラストオーダー直前に滑り込む。$10のグラスのPinot Noirを頼んでみた(2011Jan25追記:La Cremaという銘柄)。安価なPinot Noirを購入し我が家で酷評の判定を下してから、接する機会が無かったので、「ちゃんとしたの」を飲んでみようと思ったのだ。非常に飲み易く爽やかな味。酸味しか無い安物とちがってちゃんと「味」がある。ロマネ・コンティはこの仲間だが、こういう味の延長上にあるのだろうか‥‥?まぁ、庶民には知る由もないが。