San Francisco2日目

今日は少しゆっくり目に起き出し、AGU会場へ。レジストレーションも楽になったもんだ。

午後前半の『気候変動科学と政策決定の協働』的なテーマのセッションに出てみた。セッション全体を通じてCO2温暖化説が前提になってた。近年、どんどん「CO2犯人説」はもちろん「温暖化の事実」自体にさえ疑問符を付けざるを得ないような研究結果(というか再検証結果)が提出されているようなのだが日本ではそんな話は一切伝えられない。だからAGUではどんなトーンで語られているのだろう?と思って潜入してみたのだ。しかし誰もこの点には異議を唱えない。提灯学者セッションなのか、AGU全体の基調なのか、「このお題目(政策と科学)について考えると」だからなのか?‥‥明日以降も関連セッションに潜り込んでみよう。

AGU会場では無線LANが自由に使えるので、上記のセッション後、広場でメールを読んだり新聞サイトチェックしたり。東大のくりくりさん(教授)が何国人かと談笑しているのを発見。見渡すと、口頭セッションの時間帯が終わったのか、ポスター会場にどんどん人が流れ込んでくる(夕方になると、ポスター会場ではビールが供されるのだ)。みんなビール片手にディスカッションしている。しかるに俺は何をしておるのかと自問するも自答できず凹む。自らの不明、力不足を痛感する。ツールとしての英語能力にも問題があるが、それより俺の持ってるコンテンツが圧倒的に足りないことが本質的な問題だ。ああ、賢くなりたい。通常の3倍になりたい。

3カ年計画でも立ててみようかな。

それにしても今回の宿は、お気に入りになってたCrocker Galleriaが取れなかったので、有名なMarriottの系列のところになって高くついたのだが、高い割には設備が‥‥枕なんか5つも要らないから歯ブラシとかカミソリを置いといてくれよ(-"-;

宿に帰投し身支度を整えて、iChatを起動して、本業のゼミにリモート参加。なんかぐだぐだで申し訳なかったなぁ。いやそれはいつも通りかもしれないなぁ。学会の雰囲気に接して気分がとんがっていたのかもしれないが、もっとこう、なんていうのか、commitmentというか、engagementというか、そういう、「手応え」が欲しい。結果は足りなくてもいいから。正直言って時差ボケでしんどい中でリモート参加なんて(給料も変わらんのに)するモチベーションなんて、ひとえに学生の皆さんからのパワーに応えねば!という「ひととしての良識」が全てだ。それが無かったらやらないのか、と言われれば、いわゆる「雑毒の善」が出てきてしまうのだが‥‥。