気候変動公開討論会@EGUのレポの和訳(9)

Legrasは、ブロゴスフィアに書かれているものに接して、科学リテラシーの不足が拡大していることに憂慮せざるを得なかったという。「科学は、ほとんどイデオロギーと政治に関する問題を扱う時の言い訳にしか使われていない。気候科学をパンチングボールのようにめった打ちする練習台として使うのはとても簡単だ。なぜなら気候科学はややこしい問題だからだ。」しかし、彼は、科学が政治と混じり合うのは良いことだ、とも付け加えた。「科学との社会契約は変わってしまったんだ。」そして科学者は現在、象牙の塔の中に座っているのではない、と指摘した。「人々にとって重要な、社会的なディベートに参加するなんて素晴らしいじゃないか。科学は政治や社会と混じり合うべきなんだ。我々科学者は、そのやり方には気をつけないといけないが、しかし混ざり合うことは不可欠だ。」
(おわり)