賭けの結果

どちらの授業も、びっくりするほど来てくれた。
30〜40人ぐらいだろう、と踏んでいたのだが、ほぼいつも通りの人数(1つ目が80人強、2つ目が100人弱)ではないだろうか?
他にすることがなかったのか、今までサボってた連中が「最後の授業でテストの話があるのでは?」と思ったのか、といった疑念はもちろんあるのだが。というのも、特に2つ目がそうだったのだが、諸般の事情により「おまけ授業」としたので、配布プリントも殆ど穴埋めの無い状態にしておいたので、ずーっと私語がうるさい状態だった。まぁ、それだけ聞く気がない学生が溜まってた、聞く価値を見出してもらえない授業だった、ということだ。
とはいうものの、結構な人数が、前から見ていて明らかにわかるほど「聞きに来た」学生達だった。そういう顔をしているのが見えるのだ。中には「点数のためとちゃいますよ!(笑)」と言ってくれた学生も居た。1つ目のほうでは、「この授業は居眠りしないほど面白かった」と社会人学生さんが言ってくれたり、(俺の手のうちを知っている)ゼミの学生も真剣に聞いてくれていたり。2つ目のほうは、「はい、じゃ終わりまーすテスト頑張ってねー」と言ったら拍手が起こった。これは驚いた。
俺は基本的に、「仕事に生き甲斐を見出したくない」「仕事が好きだとは言いたくない」のだが、それでも、こういうときは、やっててよかったなー、これひょっとした天職なんちゃうかな、と心から思う。全俺が泣いたでホンマ。