学者センセイって言わないで

ふと思い出したのだが。
以前、うちの学部と大学全体のほにゃららを讃える祝賀会が某所で盛大に開催された。そこではいわゆるセレモニーにおいて何人ものエライ方々による長々としたスピーチが延々と続くわけだ。もちろん国会議員のセンセイだとか市会議員のセンセイだとかもスピーチするし、経済団体のエライサンもスピーチする。
スピーチする方々の年齢を問わず、そこで何度も耳にしたのが「学者センセイ」という表現だ。実際、いろんなタイミング・場所で‥‥特に改まった場所で‥‥よく耳にするのであるが、これ、一応「先生」という敬称をつけているつもりなのだろうか?
「がくしゃせんせい」といわれると、あるいは「ガクシャセンセイ」という音を聞くと、むしろ蔑称に聞こえるのだがどうだろう。
いや、蔑称のつもりで言ってるならそれが分かるように言うのが普通だし、何より、「ガクシャセンセイ」を相手にした改まったスピーチの文面で言ってるのである。


「センセイ」と呼ばれるほどバカじゃない
とは、死んだ親父の名言である。いろんなところで、このセリフを思い出す。