最近、非・理系の論文を見ていて気づいたこと

とにかく、だらだら書かれているという印象がぬぐえないのだが、それはさておき。
タイトルを付けるとき、よりインパクトを与え、より一発で理解できるように、タイトルはできるだけ端的に且つ短く、という教えがある。少なくとも理系では(笑)
例えば「鳩が豆鉄砲を食らったときの挙動について」という論文があったら、「について」は不要で、「鳩が豆鉄砲を食らったときの挙動」とすべきである、ということだ。より強くするなら、「豆鉄砲を食らった鳩」でも良い。あるいは「鳩に豆鉄砲を食らわす」でも良い。どんどん短く端的になるが、タイトルの示す内容は変わらない。
この教えは、特に英文で書くときに重要である。不安なので、ついつい語を並べて長くなってしまいがちなのだ。
最近気づいたのだが、どうも、理科系でない論文のタイトルには、「○○に関する一考察」というのが多い。
それ要らなくね?と思ってしまう。
考察してなければ論文とは言わないので「一考察」というのは不要である。「に関する」も、「○○」って書いてあればそれの話題なのは当たり前だから、これも不要である。
こういうところが、読んでいてイライラする原因なのかもしれないなぁ、という気がする。語数の少ない強い表現が連発すると硬さやとっつきにくさが出てしまうし、ともすれば「語気が荒く」感じられるかもしれない。だからといって、語数を増やせば、確かにある程度は文章に柔らかさが出るかもしれないが、読みやすくなるかというとそれはむしろ逆である、ということはこの日記の文章を見ればわかるだろう(笑)