プレゼン用リモコンの威力

今日は、学内にて、学外からのゲストを招いたワークショップ的なイベントが催された。半分は主催者側の立ち位置なので、事前の設営監督などをやっていた。
今回のイベントは、前半が院生さんらの発表を中心としたアカデミックな「研究発表」で、後半が「活動のアピール」といった空気感のラインナップであった。
で、オレは後半の(スタートの挨拶代わりのセンター長トークの直後の)しょっぱなだったので、世話人の先生から「後半はくだけた雰囲気でいきたいのでそこんとこヨロシク」と言われていた。「そこんとこヨロシク」というのは、手品コミという意味である(笑)。持ち時間は入れ替え含んで20分、さてどうしたものかと思っていた。
手品はまぁ、現場では時間が押しまくってたのでなかったことに。
で、表題にある通り、リモコンである。
このリモコン、実は今日の朝、事務室に行ったら発注してたやつが納品されていたという、動作確認以外は全くのぶっつけ本番の、本番投入で使ってみたのである。


こ れ は す ば ら し い 


事前のリモコンのイメージでは、客席にずんずん歩み寄って、というか入り込んでもプレゼンが可能なコントロールバイス、と思っていた。だが、使ってみてわかったのだが、舞台上で、立ち位置(=そのままでキーボードが触れる位置)を変えなくても、これは本当に強力だったのだ。姿勢を変えなくて良い、つまり、視線を動かさなくて良いのである!

これがどのように「講演」という「公演」というコンテンツにプラスの影響を与えることであるか!‥‥たぶん、今日の前半の「発表できた気になっている」T大生(特徴:最高学府)には、きっとわからんだろうなぁ。

もちろんオレも気を引き締めないといかんのだが。

今日のオレの発表は、このニューデバイスの興奮はあったものの、60点といったところか。今までの貯蓄で押し切った感が満載であった。こんなことではプレゼン論は語れない。修行である。