San Francisco 9-10日目

ちゃんと8時前に起きた。数年前にPasadenaに行ったときは、乗り合いタクシーだったので予想外に時間がかかり、飛行機に乗り遅れるという事態を招いたが、今回はBart、つまり電車で空港入りするので、気が楽だ。しかもBartのMontgomery駅のすぐそばだし。
パッキングとチェックアウトを済ませて駅へ。バリアフル。今回購入したスーツケースは100l近く入るかなりでかいタイプのもので、お土産を詰めていっぱいになるとかなり重い。
危うくMilbrae行きに乗りそうになるが乗務員さんに声をかけられ踏みとどまる。従事している人間を除いた部分ではアメリカも日本も同様だけど、「人」を除いた部分での交通機関一般の親切さ加減、ホスピタリティの度合いの高さは、本当に日本はものすごく発達していると思う。
息子のために携帯でBartをムービーで撮ることを思い出す。来たときにも撮ったのだが、なんとなくちょっと不満が残るできばえだったので再チャレンジである。
結構混んでいた。車窓の風景を見ながら、San Francisco空港に到着。混んでくる状態というか乗り込んでくる人々を観察すると、いかにも同じ便で帰るんだろうなーという人々ばかりである。つまり要するに同じ学会に参加したとしか思えない人々である。そんな人々と共にUAのカウンターに近づく。係員のおばさんが「どこ行くの?」と聞く。「大阪。関空。」と答えると「ほなこっち並んで」とそっけなく言うが、かなり「ほんまかいな?」というかんじ。長蛇の列。2時間強ほど前に着いたのだが、間に合うのか?というぐらいである。e-ticketで速く済ませたいのだが、列から出るわけにもいかないので質問もできない。周りも同じような客ばっかりなので、まぁ、集団ならなんとかなるだろうと流れに身を任せることにした。
それにしても見ていてイライラする仕事っぷりである。以前にも書いたが、アメリカ人は、東京の店員と同じく、絶対に急ごうとしない。走れよ。いや「廊下は走ってはいけません」的にルールで走るなということになっているのかもしれないが、それにしても早く(速く)しないと客が困る、という発想が微塵も感じられない。ヤン・カールソンに見て(診て)もらいたいものだ。
なんとかチェックインを済ませて、ゲートに行く。もうお土産を買っている暇もない。朝飯を空港で食おうと思っていたのに。。。ゲートのカウンターから呼び出される。何?チェックインを済ませたのに、座席が決まっていないようだ。確かに手元のチケットには座席が書いてない。ん?ということはオーバーブッキングということか‥‥わざとゆっくりしてあとのほうにすれば、ひょっとしたらアップグレードしてくれるかも‥‥と思ってゆっくりめにしたが、残念、エコノミー。実際、オレよりあとに手続きしたと思われる人はビジネスクラスに行ってたようだ。
機内では、離陸後しばらくして、隣の御婦人に捕獲されてしまう。正直、少し眠ろうと思っていたのだが、ずっと話し相手をしていた。旅は道連れというやつか。しかし本当に困ったのはその御婦人ではなく、電気系統のトラブル。オーディオが全く使えない状態で、これは機長やパーサーも放送でしきりに謝っていた。だがオレのシートは読書用ライトが点かなかったのだ。これは痛かった。それにしても、エコノミーの機内食をエレガントに食す方法はないものか。
到着。何事も無く、関空を出る。このタイミングで手元のドルを円に替えるのはアホらしいのでやめて、ATMでお金を下ろそうとするも、国際線到着のエリアには全然ATMが無い!仕方なく他のフロアに行って何とかATMを探し当てて、現金を下ろすことができたが、乗ろうと思っていた伊丹空港行きのバスが目の前で行ってしまう。ガッデーム!!やむなく南海特急ラピートから始まる電車コースで帰ることに。ま、定期が使えるから安上がりで良い。スーパーシートで缶ビールとカップ酒でひとり打ち上げをして、帰宅。駅では、家族が迎えにきてくれた。
疲れている上に機内では眠らなかったので、時差調整は楽だった。
以上、「出張!?San Francisco食べある記2008」これにて完結。