San Francisco 6日目

午前中、とりあえず学会会場に行くものの、出たいセッションもなく、無線LAN広場でぼつぼつと仕事をする。いや、しようとするが、なんだかもやもやして進まない。さらに、(これは出張前からなのだが)以前にもあった「指がだる痛い」というやつで、タイピングするのが億劫でしかたがない。じゃあこの日記の快調っぷりはなんなんだって言われそうだが、これは記念だから仕方が無いし、仕事じゃないことはスイスイ進むというのもこれまた大宇宙の真理の一つであろう。
もやもやの原因は分かっている。そう、あれをしていないからだ。ということで、アレをしに、Fisherman's Wharfへ出かける。詳細は別項にて。
ケーブルカーに乗る。このケーブルカーは一度乗ったら病み付きである。楽しい!たまたまそんなに混んでいなかったのですぐ乗れた。今週末はクリスマスとの連動で、Powell St.のケーブルカー発着所の混雑はひどいことになるだろう。
14:30になり、7:30JSTの我が家とSkypeで会うため、スタバを探す。たぶんそこらへんのホテルのロビーでも野良電波を拾えるだろうが。スタバを発見し、接続を試みるが、attwifiを使えとか何とかややこしいことを言ってくるので焦る。何とか時間までに接続成功。おみやげのケーブルカーのおもちゃを見せたりして喜ぶ。
その後はアレをしたり、おみやげを買ったりする。そういえばよしのAlcatraz衣類が無いなぁ、と思い出し、購入。数年前に来たときに、義弟・義妹・よめさん・オレで全部同じ柄の衣類をお土産にしたのだった。
その後、てくてくとPier 39に行ってみる。サンフランシスコは港町であるが、臨んでいるその海は寒流の影響が強い。Alcatraz監獄島が脱出不可能と言われたのは、この寒流のため、仮に島を脱出して泳いでも、途中で凍えて溺死するからであるし、またサンフランシスコがロンドンや釧路と同じく霧の街であるのもこの寒流のせいである。何がいいたいかというと、Fisherman's WharfはUnion Squareの周辺からするとすごく寒かったのである。そのせいか、いつでも観光客で賑わってそうなPier 39なのに、あんまりだった。Alcatraz島〜Golden Gate Bridgeのミニ・ツアーの船が出るぞーっていうタイミングに出くわしたのだが、全然客が居なかった。大道芸人も殆ど居なかった。冬期であることの影響の受け方は、いわゆる「ビーチ」とは違うとはいえ、海がメインの観光地はそれなりに影響を受けるのだなと思った。
‥‥というふうに、今の職場にいる限り、観光地に観光しに行っても「国際的観光地の現地視察」という立派な職務なのである!遊んでいる訳では決して無い!‥‥いい職場だ(笑)

ケーブルカーに乗って戻り、宿に帰って少し仮眠をとると、だいぶアタマがすっきりした。遅々として進まなかったミッションの一つについて、脳内整理ができた。作業を実行できそうだ。

明日はようやく学会での研究発表である。まぁ、どうせ見に来る人は殆どいないと思うけど、これをしにきたのだから仕方が無い。