【SFで食う】Les Joulins Jazz Bistro

Virgin MegastoreとApple StoreのあるStocktonとEllisの交差点を、Ellisの北側に沿って西へ数軒行ったところにある、"Jazz"という単語が踊っているレストラン。以前にSFに来た際にも、入りたいなー入りたいなーと思うものの結局入らずじまいだったのだ。
今日の午後は結局ずっと学会会場の無線LAN広場で19時前に閉め出されるまで仕事をしていて、「晩ご飯こそFisherman's Wharfに行くぞ」という決意も萎えてしまって、今日もまたファーストフードかなぁ、としょんぼり歩いていたら目の前にここが出現したわけだ。店の入口横にメニューが貼り出してあるので確認し、中を覗き込んでみると、うまく言えないが「一人でも入れる感じ」だったので、入店。
後で分かったのだが、ここはウエイター/ウエイトレスの皆さんは入れ替わり立ち替わり、効率重視で動いている。「チップ制度=1テーブル1給仕員制」を採っていないので、日本人的には気軽である(もちろんお会計にはサービス料が加算されるが)。
入店時刻は19時過ぎだった。注文を済ませると、フランスパンがやってきて、かじりながら待っていると、ステージに黒人ミュージシャンが一人、また一人とやってきて、スタンバイしていく。19時半過ぎからライブが始まった。ベースがエレクトリックの6弦の、アルトサックスのカルテットだ。‥‥チューニングのときから予感はしていたのだが、これは‥‥ぶっちゃけオレの方が上手いんじゃね?ってかんじで苦笑。少なくともメンバー全員、師匠で先輩のふじいさん(あきらじゃないお方)が加わってはるグループ「JunGroove」のほうが音楽的にも技術的にも上。サックスプレーヤーとして細かいことを言えば、ジジ・クライスとかみたいなリードミスして平然としてるプレイヤーはどうかしてると思う。ま、音楽の内容に関してだけ言えば、今日はハズレだったのでしょう。あ、もちろん「普通の人」ならごまかせる程度の演奏なので、その意味で、生演奏を聞きながら料理が食べられるのは幸せであることは間違いない。
お値段は、Seafood Pastaが$19弱だった。クラブソースで、パスタ(リングイネ)より具が多い(全体の量は日本人的には「特盛り」ではなく「大盛り」ぐらい)もので、非常においしかった。ただ「アルデンテ」という概念は無いようだったが。あと当然ながら水は出てこないので、San Franciscoの地ビールとやらを飲んだ(最終的には2つ飲んだ)。締めて$36強。生演奏へのチャージもなく、これだけ飲み食いして3500円なら、かなりお得だと思った。もちろんライブ時間帯でなければ割高だと思うけど。