「ネット」はオタクっぽいか?

昨日、また一つ、担当講義がスタートした。コンテンツ論というかメディア論というか、特にIT&ネット関係の内容になっている。ていうかしている。
授業中に少し学生に質問を投げかけてみたときの反応や、後で何人かと話してみてわかってきたのだが、どうやら、なんとなく「ネットはオタクの巣窟」「だってパソコンに貼り付いて○×△なゲームやってる人でしょ?」みたいな誤解があるようだ。どうせすぐレポートに追われて自分がパソコンに貼り付くことになるのに‥‥来週はその辺りの誤解を解くことから始めないといけないような気もする。
いわゆる三流大学扱いされるような大学になんとなく行って、なんとなく就職したりフリーターやったりするような流れなら別にそう思ってても問題ないのかもしれない。だが、幸いにしてウチの大学は、まぁ一流とは呼べないかもしれないが、決して三流ではないはずで、しかもウチの学部は地域を始め全国から注目を浴びているのであり、今の学生はそういう自覚が(少しは)あるはずだ。従って、卒業後の進路も三流では済まされない。ということは、学生にとって、ネットとPCは自分たちの将来の仕事と不可分の関係になる。今や、ネット/ITの話題を全く知らずに過ごせる職場はそう多くないはずだ。
確かにネット上に「オタク」は多い。しかし、オタクでない人のほうが、もっと多い。ネットに詳しくなることは、オタク化の道では決して無い。ま、別にオタクが悪いっていうつもりはないんで、授業聞いてのめり込んでオタクになったっていいんだけどね。
要するに、自分がやりたくないことの言い訳にしてるだけだ、ってことに気付いてほしいものだ。