遺失物と新単位「ナンカクヤシー」

どうしても「消えてしまうもの」って無いだろうか。人によってモノあるいはジャンルは違うのかもしれないし、みんな共通に「そうそう!」っていうモノもあるかもしれない。
オレが以前から困っているのが、ボールペンだ。何故か分からないが、消えて行くのだ。筆箱に入れていたはずなのに!上着の内ポケットに差してたはずなのに!デスクの一番上の引き出しに3本ぐらい入れていたはずなのに!今までに買って来て現役バリバリのボールペンは10本以上あるはずなのに!!
あと最近では、電車の長椅子の、端っこに座ったときに、ペットボトルを体と椅子の隅の隙間に置いといて(差し込んで)あとで飲もうと思いながら本を読み、そのまま寝てしまい、駅に着いて降りたらペットボトルだけ乗車したまま、っていうやつ。半分ぐらい飲んだやつなら殆ど忘れないのに、なぜか未開封だったり一口しか飲んでなかったりするやつに限って置いてきてしまう。
そんな話をヨメサンにしてたら、曰く、
「なくなったそのモノを返せとは絶対に言わんから、その『なくなる瞬間』を見せて欲しいよなぁ‥‥例えばポケットからポロッと落ちた瞬間に後ろを歩いてた人のトートバッグにスポッと入ったりとか、きっと何かドラマチックなことがあるに違いない」
と言ってた。
その通り。

んー‥‥その通りなんだけども、何ていうかこう、「何でなくなったんやろ?」までは思うけど、それを上のような命題に昇華させられるヨメサンの才能に38ナンカクヤシー。