ふじいあきらレクチャー@Card Shark

勝手に「我が心の師匠」と崇め奉っているふじいあきら師のレクチャーに参加してきた記録。

以前、大日の某クルマ屋さんに営業で光臨された際に生で拝見したことはあったのだが、今回は、もう、なんていうか

超・感・激

しかも「朝まで生ふじい」だった。風邪で体調最悪だったはずなのに。「手品の生産的な話ができると元気が出る」という言葉が印象的だった。

くだらないかもしれないが個人的な最近の夢だった『Progressive Coins Acrossをふじい師に見せる』ことができた。とてもじゃないけど「どうですか?」などとは聞けなかったけど。

ゆうきともレクチャーの時のようにきっちり言葉として記録にしにくいレクチャーだった。さらにレクチャー内容について具体的には公表しないようにという約束だったので、支障のない程度に箇条書きで。

  • TV で見てももちろん凄いのだが、生で見る(体験する)ふじい師は、何と言うか、「破壊力」が段違いだった。どうしてあんなに気配が無いのか。「格闘技の達人には殺気が無い」という話がよくあるが、それの手品版というか。あれほどTV録画で何度も何度も研究していた作品の演技だったはずなのに、いつパームしたのか全然わからないという現実。たぶんこれは書いても大丈夫だと思うのだが、「心理的なワン・アヘッド」と表現されていた。それを実現する技術レベルがあってこそという部分もあるだろうが、我々は逆に技術レベルの低さを少しでも補うための考え方、と思っておいたほうがよいのだろう。
  • 技術っていうのは、あるいは技法っていうのは、こういうことなのか、と思った。
  • 「ライブでは30〜40%のことしかやらない」+「自分の30〜40%を出して常に70点が取れる演技をする」=「そのためには自分の100%が高いところにないとダメ」そして「自分の100%を常に引き上げる努力をしていないと落ちる」‥‥手品に関係なくどんな芸能についても言えることだろう。そういえばその昔、音楽人として現役だった若い頃には、そんなようなことを心がけていたような気がする。プロとアマの違いは「いつやっても何度やっても同じ演奏ができる」ことなんだろうなぁ、と考えてた。
  • 文脈無しの技法名だけなら大丈夫だろう。ということで以下覚え書き:クラシックパス。各種パーム。ダイアゴナルレフトハンドパーム。クリップスティール。インジョグ各種。グリンプス。ギャローピッチ。マッスルパス・クリックパスとスリーアヘッド。クリップした状態でのカードくるくる。4枚クラシックパームで1枚ずつ落とす。アードネス本に載ってるはずの複数枚パームの動き。片手ファン閉じ。オーバーハンドシャッフルからのボトムパーム。ブラインドカット。ラブ・ア・ダブ・ダブ・バニッシュ。タバコ。
  • ほんとに手品が好きなんだなぁ、と思った。「女の子と遊ぶよりも、手品のアイデアが湧いたときの快感のほうが上」‥‥あ、書いちゃまずかったかな(笑)