左利きのマジシャン

オレが知ってるのは基本的にTVで見た人だけだが、その狭い範囲で挙げてみよう(敬称略)。

  • Bill Malone
  • ぺる
  • Marco Tempest
  • 緒川集人

‥‥少なっ(笑)
まぁホンマはもっといるんだろうけど、いまんとこ知りまへん。すんまへん。
左利きのマジシャンさんたちは、いろいろと大変なんだそうな。特に初心者の頃、本で手品の勉強をする時、ほぼ間違いなく右利きで解説されているからだ。これがDVDとかVHSとかの映像資料だったら、鏡を見てるかんじでやればよいので右利きの人よりも上手くいく場合もあるらしいんだが。
でも実演について、少し気付いたことがある。Marco Tempestの特番で気付いたのだが、カードを(両手の間でもテーブルでも)スプレッドして客に示すとき、普通に広げるとインデックスが客のほうを向くのだ。これはユーザーフレンドリーな感じで利点だよなぁと思う。

もう一つ。左利きの人は、一般的に、右利きの人が右手で行う全ての動作を左手で行うことはないようだ。よく聞く例が「御箸は左手だが、鉛筆は右手で躾けられた」というやつ。御箸も右手に仕込まれた場合もあるだろうが、それでもボールを投げるのは左手だろう。何が言いたいのかというと、左利きの人は、幼い頃から利き手でない右手も使えるように訓練されていることが多く、場合によっては『両利き』であるかのようにすら見える、ということだ。
手品的には、これはうらやましいことだ。例えばピンキーカウントとか上手く出来そう。どっちの手からもマッスルパスやハンピンチェンムーブが出来たり。ここ数日、久々にシルベスターピッチの練習をしているのだが、左手に結婚指輪をしているので左右逆でないと苦しいという事情があり、とても苦労している。左利きの人うらやましーなーと思った次第。