小口径での火星地上観測

出張とか法事とかですっかり忘れてたのだが、小口径望遠鏡を用いた(長期間に渡る)火星地上観測で、何か『グッと来る』サイエンスを挙げよ、と頼まれていたのだった。
『そんなのあったら苦労しねーよ!!』と小一時間問い詰めたいような気も一瞬してしまったのは内緒だ。
近赤外ディテクタを使った撮像及び分光、できれば偏光撮像、というところだろうと思う。解像度が悪くても、長期間の全球規模の大気中の物質分布の変化が捉えられたら、けっこういい感じじゃないだろうか。
しかし問題は、何をターゲットに、どのラインで見るのか、ということだ。全く心当たりがない。よく学会で『新しくこのラインで見るとこれこれが見えた』という話を聞くが、そんなのどこから見つけて来るんだよ、とそれこそ小一時間問い詰めたいものだ。