今日のこの項は連続更新してみるテスト

15:36

今日は午前中はけっこう晴れていたが、午後になってから積雲系の雲が割と出てきている。動きは結構速く、しかもやや『行き違い』の感あり。『雲の行き違いは雨』と言うが、これから下り坂ということか?また、今日は昼間のうちからやや肌寒いぐらいの涼しさ。飛騨天文台では暖かいと霧が出る。ということは、今夜の霧の可能性は低いかもしれない。あくまでも晴れてからの話だが‥‥。

20:06

分厚そうな低層雲(ただし下界から見るとそれなりの高さか?ここは870hPaぐらいの高度だ)がべったり。先ほど晩飯のときのNHKニュースによれば「今夜は中秋の名月です」だそうな。時刻から考えてこの辺りであろう、というところに名月を脳内補完してみた。哀しかった。

21:51

待機しながら『星ナビ』原稿を書く。外を見る。今回の観測では、いち早く霧の出現を知るため(ドーム内ではスリットからしか外が見えないので気が付くと霧がドームに入ってしまうことがある)、レーザーポインターを持参している。霧が出ている時にこれを空に向かって照射すると、いま外でやってみたように、キレイに赤い光条が(チンダル現象)見えるのだ。orz

22:37

霧は晴れもせず、濃くもならず、相変わらず。地表付近までは来ていないようだ。
星ナビ原稿、字数の勘定を間違っていたことに気付く。倍ぐらい書き増しが必要‥‥でも星ナビは割と入門系の雑誌で、写真観測よりも肉眼での観望に力点が置かれていて、実際そのように編集部から指示を受けた。しかし、今回の火星は、ぶっちゃけ見てもつまんないんだよなあ(苦笑)。極冠も地上観測では見えないぐらいちっちゃくなってる予定だし、雲は無いし、ヘタして2003年の時みたいな部分(西経150度ぐらいが真ん中にくるぐらい)がこっち向いてると、ホンマにただのピンポン球(オレンジ色)にしか見えないだろう。
↓のドラクエ話をちょっと更新。

23:05

霧が地表まできた。レーザーポインタの赤い光条も、もう手もとから30-40mぐらい伸びるようになり、そのキラキラと輝くさまはまことに美しい。

24:50

30分ほど前に霧が晴れ、上空の雲もだんだん晴れる傾向が見られたので、CCDのクーラーを入れたり、観測のスタンバイをしておいた。そろそろかな?と今見たら、だだ曇り。どっちかにせえっちゅうねん。呑まれへんやん。

25:27

晴れてきた。まだ火星は雲の中だが、風上が晴れている。この晴れ間がどこまで(いつまで)続くのは不明だが、これから観測体制に入ることにする。

26:14

かなりスカッと晴れ上がり、ガイディング(目標天体を視野に入れる)ができて、ピント合わせをまずブルーから始めた。このフィルターが一番大事だが透過率とCCD感度の兼ね合いで露出に時間がかかる。いつものシーケンスだと一番最後なのだが、この波長が欲しいので先にやった。この間の観測のデータのおかげで、いつもよりサクッとピントが合って、‥‥あれ?ピントが合ってないかな?ん?もしや‥‥レーザーポインタON!!‥‥オレの手の先から赤いビームサーベルが出現。慌ててDew Capを閉め、ドームスリットを閉め、現在待機中。このまま観測も〆め、ってのが笑えないパターン。何が笑えないって、呑めないのに起きてなきゃいけないのが。

26:33

霧は案外あっさり消えた。というか「消えた」と言いたいけどいいのかな?という程度。言い換えると『よく見ないと見えない薄いビームサーベルが出たり消えたりする程度』だ。が、今度は雲が出て北。
ホンマたいがいにせえよ!ドタマかちわってノーミソちゅーちゅー吸うたろか!

27:46

雲が晴れるのを待ってたら、濃霧になりましたとさ。もうすぐ28時、仮に今すぐ霧が晴れても、ガイディング・フォーカシング、上手くうまくいってもフィルター1つ分のセットが夜明けまでに1つ撮れるかどうかという時刻だ。Hah, ha, ha!!!
さて、イカの黒作りを肴に呑むぞーっ!ってことで更新終了。おつかれさまでした>自分