手品現象をドラクエの魔法で表現すると?

元ネタはid:dr-koji:20050915#p2さんから。

 考えようによっては、現在プロマジシャンが行うイリュージョンはそういった魔法を擬似的に作り出したものと言うことも可能でしょう。例えばデビッド・カッパーフィールドの新作(もう古い?)『ザ・ビーチ』という作品では、デビッドが一瞬にしてアメリカ本土のスタジオからハワイまで移動してしまいます。これなど、『ドラクエ』でいうところのルーラそのものです。

 他にもランス・バートンが悪者の騎士(?)と戦うというイリュージョンがありますが、最後に一瞬にして相手に変わってしまいます。これなど例えば「モシャス」*4ですし、デビッドがノコギリに斬られて復活するのは「ザオリク」の再現だといえます。

おおっ!なるほど!

そんな話を聞かされては、ドラクエ大好きなオレ様が続きを書かずにいられようか。たぶんいられるんだろうけど書く。
真っ先に思い付いたのがクリス・エンジェル系の出で立ちに人が演じそうな、血が出てくる系のやつ。ニードルで腕を刺して血が出るけど、撫でるともとに戻る。まさに「ホイミ」。 ひょっとすると予め「スクルト」「スカラ」で守備力を上げてあるのかもしれない。
開祖フーディニから連綿と続くエスケープマジックって「アバカム」と「リレミト」の複合技だ。っていうかDQって「リレミト」覚えるまでが大変なんだよなー。
ステージマジック、カードプロダクションとかで出てくる紙吹雪や、和妻系統のクモの巣投げみたいなやつは、次のロードやスイッチのためのミスディレクションないしカモフラージュ、つまり「マヌーサ」になってることが多いと思う。また、美女の空中浮遊とかの直前直後に催眠術をかけた/解いたような演出をすることがある。言うまでもなく、「ラリホー」と「ザメハ」だ。
『Now!!!!!』と掛け声一発、自由の女神が消える!!‥‥きっとフランツ・ハラレイは「バシルーラ」の使い手に違いない。
RYOTA師が時々演じてる、くわえたタバコに勝手に火がつくやつは、規模からいって「ギラ」ってところか。火の玉は飛ばないので「メラ」ではないだろう。ってことは、逆にSHINGO師や魔耶一星師が演じたりすることがある『振ったら凍り付く水』って「ヒャド」になるのか。フラッシュコットンは「イオ」そのものだ。
そういえば、カードが代表だけど、『Do as I Do』の系統って、お客さんに「モシャス」をかけたような状態か。
世の中には、手品に全く興味がない人がいる。そういう「マホカンタ」を唱えているような人に演じるのは避けたい。同様にこちらのセリフを遮りまくる「マホトーン」の使い手も。逆にお客さんが一斉にさーっと引いて行ってしまう寒いギャグは「トヘロス」を唱えるようなもんだ。
ま、何が起こるかわからないのが手品、と言ってしまえば、手品はみーんな「パルプンテ」。‥‥おあとがよろしいようで。