『Cheek to Cheek』 by U. F. Grant

昨日の午後、大阪・梅田に出る用事があって、その空き時間にロフトに寄ってみた。もちろん何かいいネタないかなーと思って。

で、今回、この『Cheek to Cheek』を買ってみたわけだ。これは、既にいくつかのレビューサイトや書籍で現象は紹介されていたりして、存在は知っていた。もちろんディーラーズ・アイテムなのでそのタネというか仕掛けの部分について解説しているものを見たことはないのだが、たいていは『(類似現象の他の演目と異なり)怪しいところが無い』『鮮やか』『簡単』という表現がなされており、その紹介文から内容については予想がついていた。買ってみて、あぁ案の定、というところだ。

現象としては『トライアンフ現象』の代表と言えるだろう。『表裏ぐちゃぐちゃ状態を元に戻す』と『選んだカードだけひっくり返る』が同時に起こる現象だ。ただ、具体的な操作というか『ものごとの流れ』は、いわゆるバーノン教授の『Triumph』をはじめとする一連の類似現象とは、一部手順が前後しているところがある。

今回購入したのはSophiaという会社のものだ。たぶん輸入代行をして売ってるものなのだと思う。考案者は『トリックカード事典』(by松田道弘)によるとU. F. Grantらしい。

ふむふむ、あーやっぱりな、などと思いながら手に取って、実際に動かしてみる。Sophiaさん御推薦の手順が解説に書いてあったので、それをとりあえずトレースしてみたのだが、‥‥

これ、(・∀・)イイネ!!

前後に何を演ずるのか、というところがネックになるけど、これは素晴しい。ただ、これは前述の松田師の本でも触れられているが、『鮮やか過ぎてタネが推測される』という危険と隣合わせであることは否めない気がする。何故なら、少なくともオレが思うに、『最もダイレクトな解決法』だからだ。

カップル相手の演出というか持って行き方を考え出して、今度やってみよーっ!!とちょっと嬉しくなってる自分がいとおしい <涙目で