夕焼け実験、ピーンチ!!

うーん。今のままではどうやっても透過光(夕焼け)が青くなりそうにない。来週の月曜にはその『成果』を発表しないといけないというのに。

でも人間切羽詰まると何か思いつくもの。起死回生の一発として思いついた策は、現在のところミー散乱主体で考えて試料にシリカサンドを使っているが、学生実験でやったようにHematite-richであるところのレンガ粉末に切り替えてみるという作戦だ。もしこれで透過光が青くなるようなら、それはそれでサイエンス的に面白い結果となる。というのも、現状では、『地球の場合には大気分子によるレイリー散乱によって昼間は青空&赤い夕焼けになっているが、火星の場合にはダスト粒子によるミー散乱によって昼間は赤空&青い夕焼けになる』と説明されているが、もしレンガで青くなったとすれば、火星の赤空&青い夕焼けを作る成因としては、ミー散乱よりもむしろ赤土による効果がdominantである、という、一つの学説を提唱できるからである。

青くなったらいいけど、それよりも、間に合うかなあ。(汗