「メラビアンの法則」はぐるっと一周回ってやっぱり正しい

「ひとは、他人の話を聞く時、その話の内容に対して、全神経のたった7%しか使っていない(見た目にほとんどを使っている)」という「メラビアンの法則」がある(→だからプレゼンテーションでは見た目が大事)、とよく言われるけれども、実はメラビアンはそんなこと言ってないんだよね。

…という言説は、それ自体は正しいんだけど、その「7%説」がいわゆる「メラビアンの法則」として生き残ってきたという事実は、その「法則」の内容にみんな納得した、つまり(経験的に)正しいということを示しているんだろう。その意味で、いわゆる「パレートの法則」はパレートが言ったこととは随分離れたところで言われるよねって話と同じ扱いのものだと思えばいいんじゃないかなと思っている。