かけ算の九九の秘密

(※エイプリルフールネタではありません)
我が家の風呂場には、まぁ幼児がいるご家庭でありがちだと思うけど、ひらがなの表や漢字の表が貼ってある。その中に、九九の表もある。
だいぶ前に、長男(6)に、九九の表をよーく見て、かけ算の性質を見つけてみよ、とお題を出した。もちろんノーヒントではなく、奇数と偶数について説明した後のことなので、僕としては、「かけ算して奇数が出て来るのは奇数×奇数のときだけ」というオチを用意していた。

で、昨日、お風呂でワイワイしていたときのこと。

長男が、「わかったで!」と主張して来たので、説明を聞いてみた。すると、何やら十の位を見よという。曰く、1の段は、全て積は一桁だから、十の位は全て0。2の段の十の位は、0と1。3の段の十の位は、0と1と2。4の段の…(以下略)と言うのだ。一般化する表現を持っていないのでまとめて説明できないのは仕方が無いが、これはつまり、

Xの段の十の位は0〜X−1の、X種類である。

ということを言っている。確かに、考えてみれば、×1では十の位は必ず0。そして、九九だから、×かけるなんとかの数が1増えても、積が10増えることは無いから、十の位は必ず「1増える」または「変わらない」しかない。そして、Xの段で十の位がXになるのは×10の時だから、九九の表では必ず×9が最大でこの時は十の位はX−1。

意外な法則を見つけたものだ。やるじゃないか。