気候変動公開討論会@EGUのレポの和訳(5)

オーストリアのウィーン工科大学・Hydraulic and Water Resources Engineering研究所・水文学&水資源マネジメント学科長のGünter Blöschlは、何を変数として用いるかによって気候変動を予測する能力に「むちゃくちゃ大きな差異」が出ることを指摘した。例として、彼は用いるthe time frameよってドナウ川の洪水パターンは異なる解釈があり得ることを示した。曰く、「例のIPCCレポートは、危機的な気候変動(changes in extremes)を予測する能力については楽観的過ぎるし、そういう変動によって生じる不都合な結末については悲観的過ぎる」。
(つづく)