気候変動公開討論会@EGUのレポの和訳(4)

オランダ・アムステルダムのVrije大学の環境科学研究所所長のFrans Berkhoutは、IPCCレポートは、気候変動に対する人類による強制力(anthropogenic forcing)の役割についてだんだんとより堅固な(firmer)表現を用いるようになってきた、と述べた。彼が言うには、懐疑論者やその他の人々の出してくる論拠——気候変動は過去にも起こってきたしこれまでも起こるだろうとか、地球システムの予測は難しいだとか——は、エコシステムがあり、農業システムがあり、水文学的システムがあり、人々が安心して暮らせる場所があることを我々科学者が確証してあげなくてはならない70億もの人々が地球にいるという事実を扱っていない。従って、我々は地球の執事職を担う責任があり、それには我々人類が気候に及ぼす影響を小さくする方法を試したりすることも含まれるのだ、と。
(つづく)