×「科学技術」→○「科学・技術」

asahi.com(朝日新聞社):科学と技術の間に「・」を 学術会議が首相に法改正勧告 - サイエンス

以前、ある事務書類で、俺は自分の担当する仕事について「科学・技術」というフレーズを使って記述していた。その書類を、畏れ多くも畏(かしこ)くも、あるお方(※人文系のご出身)に「添削」して頂けることになったが、その御仁が、
「‥‥っていうか、この『科学・技術』の『・』って何なんですか?意味分かんない。要らないでしょこんなの」
と言い放ってくれたことがあった。はっきり言って面倒な人なので、
「ハイハイ、じゃあもういいですあんたの思う通りで書いといて下さい」
と返事しといた。
‥‥という一件を思い出した。
賢明なる読者諸兄姉には説明するまでもないと思うが、念のため申し添えておくと、「科学と技術は違う」のであって、最近は「科学と技術の境目が無くなってきた」のである。それは「科学と技術を同一視してよい」ことを意味しない。
「科学」と「技術」は両極端の表現であって、その間は「グラデーション」で埋まっている。

科学技術

こうやって結論的に言葉で表現すれば、いかに当たり前のことかと思うのだが、言わないとなかなか分かってもらえない、ということも分かっている。