Next ネタ

うーん。
先日も、講演をしてきたのだが、最近、マンネリ化してるよなぁ、と思う。
いや、きちんとした講演ネタを磨いて、パッケージ化できるところまで作ってそれを使い回す(というか、使い回せるところまで磨く)というのは、俺自身はこの業界も「芸」の世界であると思っているので、それ自体は良いことだと思う。
今、「30分後に30分の講演して下さい」と言われたら、「火星旅行」「地球はどんな星か」「ジャイアント・インパクトと大量絶滅」「火星の青い夕焼け」の4本のいずれかなら対応可能である。
しかし‥‥
9月に気象に関するサイエンスカフェの依頼があり、また新たに11月にも講演依頼が来た。
どちらも、上に書いたものでは対応できそうにない。というか、もちろん我田引水は可能であるが、何と言うか、うーん‥‥
それぞれのネタに飽きてきた、わけではない。まだまだ自分で「こんなに面白いことがあるんだぞ!」と思える。
そういうニーズに気付けるようになってきた、と思うべきなのか。
最近、あれこれと業界の話題が世間で取り上げられるようになっていて、それはそれで喜ばしいのだが、そのネタを俺が話すのは、どうにもこうにも、「他人のふんどし」なのだ。「知り合いの自慢をする」のは嫌われる会話の代表である。
とりあえず、9月のほうは、世界気候と天気と海流の話をしようかと思う。11月のほうは、‥‥どうしようかなぁ。