雷発生のメカニズム/落雷事故に遭わないために
某広報紙に掲載されていた河崎善一郎氏のインタビューより。
雷発生のメカニズム
- 成長中の対流雲内で、氷粒が上昇・成長→霰に
- 成長した霰粒は重くて落ちてくる
- 上がる氷粒と落ちる霰粒が衝突
- その際に両者の温度差が原因で、下降する霰粒が−に、上昇する氷粒が+に帯電
- 雷雲上部が+(氷粒)に、下部が−(霰粒)に帯電
- 下部が−になので、地表が+に帯電
- 電位差は1億Vに達するそうな
- 落雷
落雷事故に遭わないために
- 「金属製のカゴの中でじっとしている」以外に万能避雷法はない
- 車の中は安全
- 金属を携帯していることが雷撃を受ける直接の原因ではない
- 雷雲下部の電荷の高さは低くても地上5-6km ⇒ そこから身につけた金属めがけて落ちることは不可能
- 広い場所では高いものが雷撃を受けやすい ⇒ 低い姿勢をとる
- 大木にはあまり近寄り過ぎない
- 4-5mは離れて、しゃがみこむ
最後に名言。
どんなに熱中している時にも、ふと空を見上げる心のゆとりを持っている人なら雷の予見ができるでしょう。