授業で「超能力」を披露してきたww

担当講義、今日のお題は「超常現象」。本当は「疑似科学」というタイトルのつもりだったのだが、教員相互の参観キャンペーン中で今回の授業には4人の先生が見に来ることがあらかじめ分かっていたので調子に乗ってみた。
公開はしているが後悔はしていない。

流れとしては、言ってみれば、安斎育郎氏がやっているような感じである。「超能力」がこのオレにもできることを見せることで「目を覚ませ!」というメッセージを送るわけだ。そこに、松田卓也氏の「疑似科学はもう宗教であって議論が成立しない」「科学的手続きとは何か」というのを加え、松尾貴史氏のツッコミを「科学的態度」のトレーニングとして紹介しておしまい、である。取り上げたテーマは前半が超能力、後半がフォックス姉妹の降霊術とミステリーサークルといったところ。
さて実演は次の通りである:

  1. まず、本編を始める前に、いきなり指輪を浮かせた。やったのは初めてである。一応浮いたが、ビビってしまって中途半端な感じになってしまった。完全に自己流でやったので、やっぱりちゃんと勉強しないとなぁ。
  2. ユリ・ゲラーが現代超能力者の元祖であり、スプーン曲げを定着させたのはこの人であると。で、「今なら僕の方がうまくできます」と。(オレのお気に入りの「超スプーン曲げ」)
  3. 読心術と予知能力。
    1. まずは予知能力ということで、「来る前に1枚だけひっくり返しておきました」と宣言してから「インビジブル・デック」。
    2. 続いて読心術は、いわゆる「ブック・テスト」。いくつかの方法論はあるが、日本手品界では知らない者は居ないと思われる、決定版とも言える「あれ」をやった。未見の人のために詳しくは書かないが、「あれ」は、本当に素晴らしい。

そんなとこである。
メンタル・マジック・ショーとしては、やはり決定的にキャラが違うので、難しい。どう評価していいのかも分からない。もちろん、「もっと上手くやれたはず」とは思うが、そういう(トークも含めた)技術的な部分は置いとくなら、まぁ、「文脈」が全然違うので、こんなものなのかもしれない。