即時メモの重要性

できるだけ、何かが去来した瞬間にすぐメモするように心がけているが、なかなかそうもいかないこともある。
少し間をおいて、考えたことを書き留めようとすると、これがまたきれいさっぱり忘れてしまっている。
如何に記憶のいいかげんであることか。
以前バンドをやっていた頃は、よく作曲や編曲をやっていた。DTMというやつだ。「これだ!」といういいネタを思いつくのは、決まって自転車に乗っているときだった。ところが後で譜面に書き残そうと思っても、「あのときいいネタを思いついた」という事柄だけが残っていて、内容は微塵も記憶に残っていないのだった。
いや、こんなに記憶力が無いのはオレなればこそなのかもしれない。おそらく、普通の人は、もっと記憶力があるのだろう。そうでなければ、あんなに気軽にみんな口頭で用事を言うことはないに違いない。なぜなら、他人に用事を頼むという、ある種の責任の伴う行為があんなに気軽にできるのは、書くまでもなくみんな記憶に残せて、しかも遂行できるからなのだろう。世の中「忘れそうなら自分で書いとけ」なんて言い放てるような上から目線の人ばっかりではないはずだ。
これをお読みの皆様、どうかお願いですから、小生に何かさせる時には、必ず口頭ではなく、メールなり文書なり「後で参照可能な指令」を下さいませ。