すさみ町紀行:3日目

無事に快曇〜快雨。全日に比べると非常に楽であるが、気は抜けない。薬を通常の2倍ほど投与して、出発。
県立の畜産試験場を訪問。場長さんがいいキャラである。イノブタ担当の人が生真面目に解説して下さるのを制してぶっちゃけトークをするなど地味に面白かった。

その後、「イノブタソーセージ作り体験」に参加。ほんのつい最近始まったばかりの、「新企画のモニター」を兼ねての参加である。指導役のおっちゃんがかなりせっかちというかそわそわしていて、ばたばたばたーっと進んでしまった。もっと「お料理教室」っぽく勿体付けた方が、もっと「体験」を噛み締めることができるので良いだろう。それにしてもイノブタソーセージ、美味かった。

この3日目には、NHK和歌山のニュース取材クルーが、途中、同行していた。ソーセージを作った後、学生全員にインタビューをしていた。結構みんなしゃべっていた。「若者が少なく‥‥」とかなんとかカッコイイこと言ってたけど、お前のほうがもっと若いやんwww的なものもあったが、それなりの内容を伴ったトークをしたようで、感心。

昼食はそこのレストランで、その自作のイノブタソーセージと共に、普通のメニューを食す。カツオ丼をチョイス。美味。カツオと言えばタタキというイメージがありがちだが、それは高知・土佐の話。すさみでは「タタキなんかにするようじゃダメだ、刺身だ刺身!」という文化を誇っている。土佐の人々が聞いたら激昂しかねないが、要するに、漁法の違いと、その違いに起因する「1次処理」の違いが、タタキにするか刺身にするかの分岐点になるようだ。

その後、担当I氏を交えて座談会。どうもアンテナの低い学生が多く心配していたのだが、さすがに今回の企画は高密度だったためか、あれこれしゃべっていた。感心。それにしても、やっぱりオレ空気読めない。がっくり。

突然I氏に入電があり、帰りのスーパーくろしおに乗る前に、ちょっと港に寄ることに。I氏の父上は現役の漁師さんであり、カツオ漁からちょうど戻ったところなのだという。とれたてのカツオを拝見。超ウマソーだった。
(完)