【SFで食う】Hog Island Oyster Co. (the Bar)

Market St. の東の突き当たり、Ferry Building Marketplace内にある。ここは、珍しく生ガキが食える店だ。アメリカ人が魚介類を生で食うこと自体が珍しいと思う。
お店のウェブサイトはこちら。
大きなカウンターがあり、その中ではオニーチャンが軽快にカキの殻を空け続けている。テーブル席は2人席がいくつかあり、あとは屋外である。有名なのか、昼ご飯の時間帯を避けて行ったのに、混んでいた。
並んで順番待ちをする間、メニューを熟読。Today's Oystersがそれだ。とれたての生ガキをどうぞ!ってなもんだが、6個入り、12個入り、24個入り、の3種の盛りつけがあるようで、さらに産地によって違う扱いになっていた。産地はPacific、Atlantic、Kumamotoなど。えっ、熊本!?
どれがどんななのか、っていうか差があるのかよ?ということで、Oyster Mixの12個入り($30)を選択することに決めた。このToday's Oystersは、でかい皿に粉々にした氷を敷き詰めて、ぐるっと一周に並べて出される。真ん中につけダレとレモンが乗っている。そんなシンプルイズベストなプレートである。これは順番待ちで並んでる間に客席を見ていて分かっていた(上記サイトで)。だから、明らかにこれでは食事としては足りないので、Oyster Stew($12)を追加。あとはやっぱり白ワイン($7)。
注文が決まり、もう少しだけ待つと、「空いたよ」と窓際の2人席に案内された。ラッキー。Bay Bridgeと湾の風景を楽しみながらの席である。すぐに、『銃夢』のイド・ダイスケさんが注文を取りにきてくれた。決めておいたメニューを注文し、Soured Breadを食べながら待つ。
美味しかった。やっぱ生ガキうめえ。でも笑うほど小さい(笑)。潮干狩りで出てくるアサリぐらいのカキとか逆に珍しい。これがKumamotoってやつらしいが、こんなの熊本で売ってるの?
惜しむらくは、ガンガン殻を開けまくってて、おそらく塩水でちょっとは洗うんだろうけど、ちっちゃい破片が結構あること。あと貝柱は剥がされてない(このあたり、日本の細やかさを逆に感じてしまう)。ちっさい器に入れられたつけダレが結構美味しい。あの学会会場でのサラダの「草っぽい草」を刻んだと思われるものが入っていた。
食べ終わって、Soured Breadをかじっていると、Oyster Stewがやってきた。具はカキ。このカキはでかい。日本では普通の大きさだが、さっきのプレートの一番でかい品種ぐらい。なんというか非常に普通で美味しい。カキとも良く合う。タマネギベースかなーと思うが、とにかく「白いシチュー」と聞いて、クリームシチューじゃないほうのやつである。
うーん。美味しかったけど、コストパフォーマンスが悪いかなぁ。もっと何か、サラダとか、他のお腹がふくれそうなものと一緒に食べればよかったかも。話題作りとして2〜3人で来るにはいいけど、一人ではもう来ないかも。もし車で郊外も含めて数人で行動することがあれば、このthe Barではなくthe Farmのほう(ウェブサイト参照)に行くのはアリかもしれない。