起動スピードアップ (3): 忘れてたぜ「物理的高速化」

ヨメさんに言われるまで、すっかり忘れていた。「そうだ、メモリ増やそう!」だった。あれこれ試したりOS再インストールしたりしてて、以前はもっと速かったはずなのに何故今は遅い?ということばかりに目が行っていた。
指摘されて、慌てて調べてみると、メーカーのVictorでは当然のように「生産完了」なわけで(5年も前に購入したモバイルPCである)、合うようなパーツが現存するのか不安になりつつも、そのスペック一覧表と「システム情報」で表示される情報を突き合わせ、まだメモリ容量として512MB分・スロットが1つ分の増設の余地があることが判明。
早速、近所のPC屋へ。
1軒目でわかったこと。この「余分のスロット1つ」というのが「Micro DIMMスロット」という形式らしいのだが、これに対応するメモリが希少である(つまり品薄かつ高価)ということ。Victorのページには「あと512MBいける」と書いてあるが、動作保証してる製品が256MBのものしかないこと(ただしそれの上位機種で512MBのものが存在する!)。とりあえず、この店には在庫が無いので、保留して2軒目へ。
2軒目で相談すると、事情は同じだが、その「動作保証はされていないが、動作保証がされているやつの上位機種であるところの512MBのメモリ」は店内在庫があるらしいことが判明。お値段なんと19800円!!!!‥‥って高っ!
高いんだけど、今回は公費で買うために来たので、財布は痛まない。というか、立替払いをするためには、モノに希少性があってその場でなんとかしないといかんという事情があることが必要なので、まさにこの場がそうであるわけであって、逆に公費で買うためにはここで即決することが必要なわけだ。ああ幸せ。だからもしこれがダメだったとしても痛くも痒くもない。別のマシンに流用する可能性だってある。だから店員さんの「保証しませんけどいいですか?」に対して高らかに「買います」と宣言。
帰宅し、息子を寝かしつけたあと、やおらPCの裏蓋を開けて装着。
起動。
お み ご と !
速くなった!「システム情報」を見ても、きちんと512MB認識できている。しかも、プロセッサのクロック数?らしき情報が、600MHzから1GHzに上がってた。メモリ増設ってこんな効果もあるのかとびっくりした(ちゃんとあれこれの本を読み直したら当たり前なのかもしれないが)。
ということで、物理的な高速化は成功でした。ヨメ「っちゅうか、メモリ増やすって、誰でも最初に考えるんちゃうの?」さんありがとう!!