ウェブ日記のフォーマット

気がつくとそれなりの期間、ウェブ日記をつけてきたが、本当に「気がつくと」というようなかんじで、実にテキトーな更新であった。最近になって、もっと仕事をウェブ依存させることを考えるようになった。その流れの一環として、このウェブ日記の知的活動機能を上げるべく、例えば専門書の翻訳や気になる論文のアブストラクトの翻訳をここに書いてみたり、情報系の記事についてweblogを積極的に残すようにしたりしようと試みている。
そんなことをあれこれやったり考えたりしていると、「日記のフォーマット」を作ったほうがより機能的な気がしてきた。GTDなんかもそうなんだけども、仕事の能率を上げるために、「考えなくてもこなせるようにする」ための操作ないし構造化というか標準化のようなものを一つ入れておくわけだ。
で、ウェブ日記の場合、「日記」として書き続けることが考えをまとめるツールとしての機能をアップさせることは間違いなかろう。そう思うと、自分に対して日記をつけることを半ば強制的に課そうとすると、雛形、フォーマットがあったほうがいいなぁ、という気がする。してきた。
つらつらとそのつもりでサイトを巡回してみたのだが、旧来の、あるいは狭い意味での「Blog」である形式を貫いているパターン(「図書館員もどきのひとり言」など)もかなり魅力的なのだが、現状のように記事のジャンル分けがなされている場合にはちょっといまさらやりにくい感が漂う。ということで、何度もこの日記に登場している、森博嗣MORI LOG ACADEMYのように「雑文」と「その他何か特定のジャンル」の記事を一対としてアップするのが良さそうな気がする。MLAでは4日遅れで更新されているが、これも面白いところだ。実際、オレのこの日記も、即日の記事は少なくて、たいていネタ帳に一度書き下し、後日整えてからアップする。先日の記事で、土曜で休みなのに「今日ネクタイ締めて出かけた」という文脈になってしまっているのはこれのせいで起こった「うっかり」である。ちなみに最近はネタ帳は Google Docsを使っているので職場でも家でも出張先でも気にせずネタ帳というかメモの更新が可能である。便利だ。余談だが最近は(いっちょまえな言い方を敢えてすれば)タスク管理のため、「check*pad」を使っている。これだと携帯からでも管理できるのでありがたい。もちろん朝9時過ぎにメールで特定のリストが届くようにしてある。
話を戻すと、「考えをまとめる」という活動は、少なくともオレには、職業柄、絶対に必要であろう。なんとなく時間が過ぎるのはもったいない。ゆるい目のフォーマットを用意しておいて、一日の中で必ずウェブ日記を更新する時間を設ける。もしくは、更新できなかったとしてもせめてGoogle Docs上のネタ帳にいくばくかの記事のタネを記録する。それをより負担の少ない形で運用するためのフォーマット。なんか結局当たり前のことしか言ってない気もするが、まぁこの記事を書いているだけでも何かの考えがいくらかはまとまっただろうからそれでいいということにしよう。