メモ:気象学たとえ話

廣田勇退官記念文集「二十世紀の気象学−忘れ得ぬ人と仕事」より

p.108「譬え話あれこれ」(「天気」vol.34,No.10,1987)

  • 今どきの若い者は → 全微分偏微分の関係
  • 270円になります → 「なる」と「ある」の違い=運動方程式の非定常解と定常解
  • 私がルールブックだ → 主語につける格助詞「が」と係助詞「は」の含む時間の前後関係の差異→平衡状態にも因果律を読み取ることができるか?
  • モナリザの話 → モデルの話

p.116「気象学雑談集 Part II」(「天気」1988年6月号「気象談話室」)

  • 地球は円盤 → 南北半球での(低気圧性の)渦の向きの対称性を理解するために地球を扁平にする
  • 対称性とその破れ → ひまわりムービーを天地逆転して逆回しにするとほとんど普通に見える(微分方程式の時間・空間的対称性)/おかしなところは不可逆過程(拡散現象や雲の生成)
  • 三角関数の片割れ → 熱源にマイナスが無い=半日周期成分の卓越する理由