Coins through the Tableって昔から嫌いだったんだよな

今回のギミックコイン事件についての「いちおう」でない見解は、我が盟友兼法律専門家のexpress師のわかりやすい解説を踏まえて書き直すこととしよう。

ということで関係ない話。

近しい人々は気づいてるかもしれないけど、最近、何度目かの、自分の芸を省みる期間に入っている。サックスにせよマジックにせよ、演じる責任の重さを再認識したというか。
手品面に限定してもいろいろあるんだけども、その中で一つ(普通の人には小さすぎるけどオレには)大きな転機というか気づいたことは、今まで如何にタッピング(仮称)を軽視していたのか、ということ。これにはそれなりの!経験上の!理由があって、それは今までのオレが痩せ型だったからだ。できなかったのよ。かっこよく言うとつまり、(1)基本的に「これはショーですよ」と認識させるに足る時間が無い(2)痩せ型の人間がナッピング(仮称)をするために必須のハンカチやらシートやらを取り出したりセットしたりなんてことは許される立場ではない、ということになるんですかな。座った時点で「このひとはザッピング(仮称)するんだな」と思う、なんてのは普通では無くて、そんなのは我々のような人種が相手を見てからなのである、ということにようやく気づいた、と言ってもいいかもしれませんな。