オレが普通のカップ&ボールをやろうと思わない理由

ゆうきとも師がブログ(というかweb日記)でカップ&ボールについての考察を展開しているのを拝読。さすがは日本奇術界きっての慧眼の持ち主、というところである。
だが、残念なことに、カップ&ボールをオレがやろうと思わない理由というか、そうやっちゃあ面白くないんだよなーというか、オレ的に一番『やっちゃダメ』と思うことが書いてない。書いてあることのレベルが高すぎる(笑)

確かに、3カップになることで飛躍的に現象の幅が広がるんだけども、それによって観客が現象についていけなくなることが非常に多いような気がする。必死になって状況を把握しなければ、ボールがどこにあるかわからなくなってしまうという落し穴。いろんな意味で、相当上手くやらないと、見ていて(面白いのは確かなのだが)疲れるのだ。
師のDVD『Wise Works 5』にもカラー・カップ&ボールのルーティーンがあるが、相当シンプルにわかりやすく演じておられるにもかかわらず、それでも見ていてこんがらがるような気がする。複数のカップを用いるカップ&ボールの手順のもつ致命的弱点だと思う。
オレが『面白いとは思うが、やろうという気にならない』のはそのためだと思う。だから悟空の玉だったりダイスチョップカップだったりするわけだ。