今の業界標準はどうなってるの?

同サイト(旧バージョン)から『実は3倍の大きさだった「アンドロメダ座大銀河」』(2005.07.01の記事)。さすが平林氏、たとえかたが素晴しい。

 5月末、地球から200万光年の距離にあるアンドロメダ座大銀河の大きさが、これまで考えられていたよりも実は3倍も大きかった、という報告がされた(日本語記事)。以前は、直径がおよそ7〜8万光年と見積もられていたが、今回周辺の天体の動きを観測した結果、実は22万光年以上の大きさであることがわかった、という。
 アンドロメダ銀河の直径が8万光年なら、地球から眺めた時の大きさは2.3°程であるが、もし直径22万光年ならば6.3°にもなる。6.3°というと、直径11cmのものを1m離れて眺めたときの大きさである。
 左右の親指と人差し指で「大きな円」を作り、両手を伸ばして眺めてみよう。それが、今回判明したアンドロメダ銀河の大きさだ。もうすぐ始まる夏からは、アンドロメダ銀河を眺めるのに良い時期になってくる。夜空に向かって両手を伸ばし、自分の指越しに「大きな銀河」の姿を思い浮かべてみよう。きっと、自然に気持ちがよくなるだろうと思う。