『Cutting the Aces』 Dai Vernon, カードマジック事典 P309ほか

先日放送された『ほんじゃに! 新春マジックSP』(関西テレビ)のオープニングで、内田貴光師、ぺる師*1、三志郎師、Dr.ZUMA師がリレー形式でAを取り出して見せていた*2。以前、カードマジック事典を見て、そして確か後日 Stars of Magic(日本語版)も見て、覚えようとしたのだが、解説の意味がよくわからんかった(特に出だしのピークのあたり)のでくじけた思いでのある作品である。両方とも本は他人に貸しているので手元に無いのだが、今回の放送を録画し、何度も見つつ記憶を頼りに解析し、何とか覚えることに成功。以下に思うことを。
まず片手スリップカット。何度か手順をさらっていて気付いたのだが、上側パケットを投げ出したとき、キレイに全部抜けずに1〜2枚ひっかかって残ってしまうことはないだろうか。オレはかなりの確率でそうなってしまう。ちなみにひっかかり易いのは抜きたい上側パケットのボトムカードのようだ。あれ〜おかしいな〜と思いながら上記4人の方々の片手スリップカットをよーく見ると‥‥結構ひとによって違うもんなんだなぁ、と。
次に昔くじけたときの理由のうちの1つ、『理由付け』である。『何を表現したいのか』と言ってもいい。これ、バーノン教授のオリジナルストーリーはどうなってたんかな?‥‥だって、中からわざわざ(普通に)取り出した4Aを、もう1回わざわざデックに混ぜて、さらにわざわざめんどくさい方法で取り出して見せるという。「取り出すんなら入れるなよ」とツッコミたくて仕方がないこの気持ちは今でもあまり変わらないが、いまんとこ、「こうやって普通にor地味に取り出してもいいんですが、せっかくなので、難しいやり方にチャレンジしようと思います」とかなんとかいう流れを想定している。地味に取り出すのをさっさとやらないとダメなので、そっちのほうが難しかったりする。
最後にダブルカット。内田師はテーブルを使わない、よく見かけるダブルアンダーカットでやってたけど、ジョビーのカードカレッジ1巻で述べられているように、ここでの目的にはテーブルを使った、しかもトリプルカットじゃないとイマイチな感じがするのはオレだけか?
ま、とにかく練習するのが先だがな!HAHAHA!!

*1:ぺる師は左利きのようだ。以前『女優魂』出演時には気付かなかったけど、この時のスリップカットで気付いた。

*2:初めに4Aをデックに混ぜたのは内田師