先行研究と合わない気がするんだが

出てきた偏光度の値が大きすぎる。
Ebisawa and Dollfus 1993やLee et al 1991とかだと、波長は0.61μmらしい。手元のデータでそれに近い波長は、647nmであるが、全体的に大きい。ひと桁違うとかそこまではいかない‥‥かな?というぐらいでかい。

これはやっぱりデータの質が揃ってないせいだろうか。割り算するときに、暗いデータがあるとでかい値を返すこともありそうだが、そんなに変なデータは無かったような気がする。しかし、『気がする』だけで、もっと繊細なレベルでデータの均一性が求められるのかもしれない。

もう一つは、2001年の大ダストストームの影響で、全体的・全球的にダストのエアロゾルが広がっていて、そのぶんの偏光度が上乗せされているという解釈。でも位相角的には、『薄いダストベール』(by Ebisawa and Dollfus 1993)の場合には、思いっきり負の値を出すはずで、それが乗っかってれば全体的には値は小さくなりそうなもんだ。

うーん。どうなんだろう。っていうか、発表がますますヤバくなってきたような気がする。このままだとダークサイドに堕ちそうだ。