『サイコロ目の変化』(ダイソー『ザ・おもしろ手品 11』)

やっぱり、本当に手品を上手く演じるために必要なのは、プレゼンテーション能力だと思う。これには、おそらくそんなに異論はないと思う。

で、そのためのトレーニングとして、またある意味では試金石として、オレが考えているのは、『子供だましやん!って言われそうなぐらいの初級系統のネタ』を、完全に演じ切ることである。昨日書いた『アラビアン・カード』(Thanks to トヒ師)も、その一環として取り組んでいるものだ。

先日、ヨメサンと街へ出掛けた際、100円ショップの雄、ダイソーがあったので2人でいろいろ買いものをしたのだが、この『ザ・おもしろ手品』のシリーズ、ま〜いっぱいあるんやなぁ。ということで、まだ持ってなかったネタ(且つ消耗品でないもの)を全部カゴへ放り込んで帰ってきたわけだ。

帰宅後、次々と開封し、取説を読み、『自分ならこうする』というビジョンができたものからどんどんとヨメサンに演じてみる。かなりウケた。普段のノーマルデックやコインのルーティーンよりもウケたのが非常に悲しかったのだが、中でもヨメサンもオレ自身も気に入ったのが、この『サイコロ目の変化』である。100円もしないような、ごくごく単純なギミックなのだが、かなり不思議だ。とは言え、ギミックが単純なだけに、速度と角度と、導入の際の何気ない『確認』などに留意する必要があり、神経のすりへり度合いは結構なものだ。

お得意レパートリー入りを目指して、試行錯誤中であるが、おそらく近日中には見せられるようになるだろう。

マジックトリックに貴賤なし。どんなものでも完全に不思議さを演出できるようになればいいなぁ、と思う。