Lee, Ebisawa, and Dollfus (1990)
このやり方は使える。要するに、地表面と氷晶雲の偏光度曲線を描き、その上に観測値をプロットして、地表面の曲線に乗ってないやつが氷晶雲だ、という論法だ。観測値が地表面の曲線から逸脱しているとき、氷晶雲によるズレとダストによるズレは、ずれるセンスが違うので区別できるということだ。ただ、位相角が20-25°のあたりだと区別は難しいが、これは観測値を並べてみてから考えればいいだろうし、また撮像観測と付き合わせてみることで区別ができる可能性も高い。
『偏光度を求めてみました』というだけでも、おそらくquantitative analysesと呼んでもらえるだろうから、これならJGRやA&Aに投稿しても無下にはrejectしないだろう。
偏光度で何をするか、ターゲットとなる現象や地域だが、極雲や極冠は観測時期としては難有りなので、
- 朝雲と夕雲
- HellasとArgyreの、2つの巨大盆地での状況について
- その他ダストストーム発生に出くわしたら、それ。
といったところか。
よし!!このセンで行くか。
とりあえず、来週早々にもM師に来てもらって、解析環境を整えよう。なんかやる気が出てきたぞ。