異なる芸の融合

マイケルジャクソンが、音楽とダンスとを融合させた‥‥という言い回しが適切だとした場合に。
どうしてもオレなんかは、ダンスなしでマジメに歌った方がよっぽど良いと思ってしまう。
でもそれって、例えば2003年だっけ?のFISMでグランプリを取ったノベール・フェレの演技がほとんどマジックじゃなくてジャグリングだったという事実をどう評価するか、っていうのと表裏一体だよね。
ノベール・フェレの演技を「あれはジャグリングだからダメ」と言うのなら、マイケル・ジャクソンの「Human Nature」とか「Thriller」はアウトって言わないとダメだし、その逆も然り、ってことになってしまう。
オレは、おそらく大抵のことに関しては、ピュアリスト志向だと思う。
ノベール・フェレのパフォーマンスは、全然マジックには見えないので、手品人としてのピュアリスト・センサーが動き出さないのだろう。だから、単にステージ・パフォーマンスにしか見えず、結果として、「好き」だ。中途半端にマジック臭が漂っていれば、ピュアリスト神経が働いて嫌気がさすのかもしれない。
マイケル・ジャクソンは、音楽人としてのピュアリスト・センサーがビクンビクンと反応して、その結果、「大嫌い」だ。

‥‥とか何とか小難しいこと書いた割には、オレの好きな音楽ジャンルは「フュージョン」なんだがなwww