San Francisco5日目「帰国」

結局、上手く寝付けないまま最終夜。部屋中の電気をつけっぱなしにしておいて何とか5時に起床。ホテルを5時半にチェックアウトし、BARTに乗ってSFOへ。フライトは11:30なので、よく言われる「3時間前」には明らかに早すぎるのだが、去年のこと‥‥チェックインカウンターに3時間前に行ったら3時間待たされて駆け込み乗車‥‥があるので警戒したのだ。
どうせUAだからチェックインカウンターに誰もいねーだろなと思ったらおばちゃんが一人いた。カウンターの電光掲示板にはもちろんまだ受付してる便名は出ていない。e-ticketを持ってるのでセルフ・チェックインを試したら、座席は指定されなかった(ゲートでこれを見せろ、と何やら印刷物が出てきた)が、何かよくわからんままにできてしまった。で、中のおばちゃんと何となく声をかけられ、行き先は大阪だと告げると、チェックインしてやるからカウンターのところのセルフ・チェックイン機で、今度は荷物用のチェックインをせよと。お?話がわかるじゃないか。ピポパと済ます。ちなみに機械への入力は日本語表示でできるので楽だ。んで、そのまま荷物も預けてしまった。並ぶ前からもうおしまい。早起きして正解。
来る途中で空港内でしたいことを考えていた。「地球の歩き方」にはBoudinが国内線ターミナルにある、と書いてあったので、食い損なったクラムチャウダーを食うか!とエアトレインで移動。ところが、エアトレインだとか、あるいは国際線のチェックインカウンターだとかは、要するに「外」なんだよな。だから、国内線ターミナル内のにぎやかなエリアに行こうと思ったら、ボディチェックを受けないといけない。これが7時前だというのに大混雑。食う気が萎えてしまい、結局、手前の軽食コーナー的なところにあったSubwayで食った。Subwayの中のおばちゃんが超感じ悪かった。まぁ、ちゃんと相手すればチップもらえるレストランとは違うわな。そう考えれば、アメリカの、例えばUAのチェックインカウンターだとか、駅のサービスカウンターだとか、あるいはマクドのレジとか、そういうカウンター業務の人々の接客が感じ悪いのも、理屈はわからんでもない。

ちなみに「地球の歩き方」には「バートは車内放送で駅を行ってくれるから大丈夫だよー」てなことが書いてあるが、全く聞き取れないので注意である。ほとんどノイズにしか聞こえないし、聞こえても「ぽー」がPowell駅、「こー」がColma駅、ってそんなもん誰がわかるねん(笑)しかも駅のホームの駅名表示も全然目につかないところに書いてあるので油断すると今どこかわからなくなるので注意が必要である。

Subwayで「だったら国際線コンコースにあるフードコートで食った方がアメリカっぽくて良かったのでは?」などと思いつつ胃袋を満たす。まぁ、Caltrainの撮影ができなかったが、AirTrainの撮影が出来たので良しとしよう。

T-mobileでオンラインになろう、と思って国際線ターミナルに戻る。既にチェックインカウンターはかなりの行列。オレもう済んだもんねー的にすぐ横で余裕のパソコン仕事。

しばらく後、買い残したお土産を買う時間を考慮して、ちょっと早めにボディチェックのゲートへ‥‥と思ったら大混雑。しまった。と思ったが、中の人がちょっと本気出したようで、急に列が動き出す。最初からちゃんとやれ。

ターミナル内の土産屋を物色。結局ワインを1本購入。ワイン屋があるのだが、日本人のおばちゃんがチャキチャキというかテンション高めで接客しまくっていた。英語のどうでもいい接客だべり会話って妙にテンション高く聞こえるが、そのまま日本語になったような。

ゲート付近で待機するのも少し早いので何料理かわからんがバーカウンターに行く。ちらとのぞいた日本料理屋「友和」が黒髪の人々で大混雑。日本に帰ったらいくらでも食えるやろが‥‥

カウンターでコロナを飲もうとすると、隣の白人のオネーサンから声をかけられてびっくり。何言ってんのか分かんないけど。覚えといた方がいい日本語は何だ、って訊いてるようだったので、とりあえず「どうも」って言っとけ、と教えといた。

思うところあってゲート前からちょっと離れたところで待機。すると「オーバーブッキングで乗り切れないから、ホノルル経由で(つまりタダでホノルルに1泊して)帰ってもいいっていうヤツは前に出ろ」というアナウンス。そしてオレの手元のチケットは座席未決定。続いてオレの名前を呼ぶアナウンス。思うところ通りの流れ。ということでわざとエコノミーの搭乗が始まってからゲートのカウンターに行く。チェックインで座席未決定のチケットをもらった時からの計画通り、ビジネスクラスシート獲得!

いやー、やはり庶民とは住む世界が違うというのか。これを知ったらエコノミーには乗れんわ。いや乗るけど。飯から何から全部違う。今回のサンフランシスコ滞在は何というか不発であったが、これだけで収支が黒字になったような気になった。とりあえず赤ワイン飲みまくって座席フラットにして爆睡。
2時間ほどでスコッと起きて、あとは読書→赤ワイン→うつらうつら→読書→‥‥の繰り返し。『正しく考えるために』読破。
窓を開けると職場上空でびっくり。積雲が多く、波頭が白いことから、それなりに風があることは分かる。ブロッケン現象がビカビカ見れて超満足。後光さしてた。積乱雲がないことを確認して一安心。降りる間際にダウンバースト食らいたくないからね。あと、当たり前なんだけど、積雲の中に突っ込んだ瞬間に機体が揺れる。「絵に描いたような」みたいというか、面白かった。
そして無事着陸。足は2本ある。おうちに帰るまでが遠足。RTMの報告は明日の朝に。以上。