草手品

「あれを見せてくれ!」とリクエストされるようなやつを作らなければ!‥‥dj.p.k.g氏から説かれたことがアタマを離れない。この野郎どうしてくれるんだ。悩ましいじゃまいか。
もっとこう、研ぎすまされたような、っていうのを目指すのもいいのかもしれないけども、そんなに四六時中手品見せまくってるわけでもないわけだし、奇術研に居る訳でもないんだし、なんかそういう方向では「草野球」ならぬ「草手品」としてはやっていけないように思うし、第一、それで「(リクエストされるような)オレの持ちネタ」ができるようにも思えない。
カードなんてみんなやってるわけで、それこそいくら凄い事をやろうとももっと凄い事をやる人がすぐ見つかるわけで、たとえばShanlaさんなんかに声をかければ何でもやってくれるし、かといって凄くなくても「あの人にはあの演技」っていうのであっても、ぱっと思いつくような演目なら周りにその第一人者が居る訳だ。トーン&リストアならあぶくくん、インビジブルパームエーセスならチンチロ皇子、ってな具合だ。コイン?トヒくんがいるのに何をするっていうんだ?
バカの壁」じゃないけど、やっぱり、本当に文字通り?に「草手品」をぼちぼち(ある程度真面目に)やってれば、自然と個性ってのは出てくるんじゃないかなぁ、と安易な期待をしてみる。だって楽器だってそうじゃない。まるっきりコピーし続けていても、その人のカラーって出てくるもんだしね。えっ?オレのサックスの演奏の独自のカラー?んーそうね、音痴だってのは特徴的ではあるかもね。あれ?目から汗が。

とりあえず、あれこれ無節操に手を出すのではなく、気に入ったやつを、好きなだけ、気に入るようにやるのがいいのかな、それが草手品人のあるべき姿かな、と思う。気に入って何度もやってればなじんでくる‥‥そうすると見ている方も楽な演技ができるようになる‥‥のかどうかは知らない。